「サンデー毎日」2017年1月22日号が発売されました。
今年最初の「サンデー毎日」ですが、表紙がまたしてもネットで黒塗りです。
正体は、ジャニーズ事務所にまだ所属している元SMAPの草なぎ剛です。
わたしは同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第63回目のタイトルは、「『人生の修活ノート』のすすめ」です。
「サンデー毎日」1月22日号
前回、「終末」の代わりに「修生」、「終活」の代わりに「修活」という言葉を提案しました。「修生」とは文字通り、「人生を修める」という意味で、その活動が「修活」なのです。
このたび、『人生の修活ノート』(現代書林)というものを上梓しました。いわゆる「エンディングノート」のイノベーションをめざしました。超高齢社会を迎えた日本では、エンディングノートの必要性が増しています。
エンディングノートを遺言だと思っている方がいますが、それは違います。
遺言というのは、法的な拘束性がありますし、財産の分配などを記載します。自分がどのような最期を迎えたいか、どのような旅立ちをしたいか・・・・・・そんな旅立つ当人の想いを綴るのが、エンディングノートです。
まず、エンディングノートには「残された人たちを迷わせない」という大きな役割があります。どんな葬儀やお墓を希望するかといった問題はもちろん、病気の告知や延命治療などのデリケートな問題も書き込めます。本人も迷うでしょうが、傍らにいる家族や知人はもっと迷い、悩んでいるのです。そんなときにエンディングノートに本人の意志が書かれていれば、どれだけ救われることでしょうか。
またエンディングノートには、もう1つ大きな役割があります。 それは、自分が生きてきた道を振り返る作業でもあることです。最近は自分史を残すことが流行していますが、エンディングノートはその機能も果たしてくれるのです。気に入った写真を残す、楽しかった旅の思い出を書く、そんなことで十分なのです。
最後に、愛する人へのメッセージを書き添えることもできます。残された人たちは、きっと故人のその言葉で救われ、愛する人を亡くした悲しみにも耐えていけることでしょう。
『思い出ノート』(現代書林)というエンディングノートを刊行しましたが、今回の『人生の修活ノート』はそのアップデート版です。ぜひ、ご照覧あれ!
「サンデー毎日」1月22日号の表紙
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2017年1月10日 佐久間庸和拝
[人生の四季]『人生の修活ノート』のすすめ
[会社だより]営業責任者会議
10日の午後から、 サンレーグループの全国営業責任者会議が行われました。
16時半からは、恒例の社長訓話の時間でした。訓話に先立ち、営業部門の各種表彰を行いました。わたしは感謝の念を込めて、表彰状や金一封を表彰者の方々にお渡ししました。
最初は一同礼!
最初に、営業優績者の表彰をしました
営業責任者表彰された岸部長と
営業責任者会議のようす
表彰式が終わると、わたしは60分ほどの社長訓話をしました。
最初に、ブログ「北九州成人式」で紹介した内容を簡単に紹介してから、ブログ「新年祝賀式典」で紹介した社長訓示でも話した内容を繰り返しました。
わが社の志を語りました
熱心に聴く人びと
サンレーグループは冠婚葬祭業です。結婚式と葬儀は人生の二大儀礼であるとされますが、結婚式とは新郎新婦の魂を結ぶ「結魂式」、葬儀は故人の魂を永遠の世界へと送る「送魂式」です。冠婚葬祭業とは「魂のお世話業」なのです。この世に賤しい仕事つまり賤業というものはないはずですが、聖なる仕事つまり聖業というものは確実に存在します。そして、魂のお世話というわたしたちの仕事が聖業でなくて、何が聖業でしょうか?
この上ない聖業に従事するにあたって、わたしたちは「儀式によって人々を幸せにする」という高い志を抱いています。これほど志の高い会社がどこにあるでしょうか?
『史記』の言葉を紹介
今年は酉年ですが、鳥にも大きな鳥と小さな鳥がいます。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉が『史記』にあります。鴻鵠とは、色白く鶴に似て大なる鳥です。燕や雀のような小鳥には、そういう大きな鳥の考えていることはわからない。同様に、高い志を抱いている企業の理念を、同業他社にどうして理解ができるでしょうか!
『菜根譚』の言葉を紹介
「雌伏」と「雄飛」について説明
「伏すこと久しきものは、飛ぶこと必ず高し」という言葉が中国古典の『菜根譚』に出てきます。雌鳥が雄鶏に服従している様子を「雌伏」という。苦難の状況に身をまかせながら活躍できる機会の来るのをじっと待つときに使われます。そして、雄鶏が飛揚するように、勢い盛んに勇ましく活動する様が「雄飛」です。
『儀式論』について語りました
さて、昨年、わが社の志は冠婚葬祭互助会業界全体に広く届きました。
ブログ「不滅の業界」で紹介したように、全互協の齋藤斎会長が経営されるベルコさんをはじめ、多くの互助会各社から拙著『儀式論』(弘文堂)をご購入いただいたのです。
同書でも力説しましたが、わたしは儀式を行うことは人類の本能ではないかと考えます。ネアンデルタール人の骨からは、葬儀の風習とともに身体障害者をサポートした形跡が見られます。儀式を行うことと相互扶助は、人間の本能なのです。この本能がなければ、人類はとうの昔に滅亡していたはず。わたしは「互助会は不滅です!」と大きな声で言いました。
『人生の修活ノート』を紹介しました
『人生の修活ノート』の内容を説明しました
それから、今年最初に刊行される一条本である『人生の修活ノート』(現代書林)を全員に配布し、内容を紹介しました。超高齢社会を迎えた日本で、エンディングノートの必要性が増しています。 エンディングノートを遺言だと思っている方がいますが、それは違います。遺言というのは、法的な拘束性がありますし、財産の分配などを記載します。自分がどのような最期を迎えたいか、そのような旅立ちをしたいか・・・そんな旅立つ当人の想いを綴るのが、エンディングノートです。
互助会とは「修活クラブ」である!

- 作者: 一条真也
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
わたしは2009年7月に自分史ノートの要素をミックスしたエンディングノート『思い出ノート』(現代書林)を刊行しましたが、今回の『人生の修活ノート』はそのアップデート版です。
現在、互助会に入会される方のほとんどは、葬儀を目的とした高齢者です。その意味で、わたしは互助会とは巨大な「修活クラブ」であると考えています。これからの互助会は、心ある葬儀サービスの提供はもちろん、会員の方々に「豊かな老い」を実現していただくお手伝いをしなければなりません。そのための最高のツールが『人生の修活ノート』なのです。
一流の人になるには?
また、わたしは現在、『なぜ一流の人は先祖を大切にするのか』(すばる舎)という本を書いています。その内容も営業スタッフにぜひ知ってほしかったので、一部を紹介しました。
まず、「ありがとう」「おかげさま」を口癖にする大切さについて話しました。
言霊という考え方があります。言葉に宿る霊の意味です。古代の日本人は言葉に霊が宿っており、その霊のもつ力が働いて、言葉にあらわせば実現する、と考えていました。
現代人にもその意識はあり、不吉な言葉を口にしないようにしています。たとえば、受験生のいる家庭では「すべる」「落ちる」などという言葉を使わないのも同じ意識ではないでしょうか。じつは冠婚葬祭業というのは、こうした言葉に最も配慮をして使っている業界だと思います。慶事のとき、弔辞のとき、使ってはいけない言葉というのが多々あります。
熱心に聴く人びと
ただ言霊は、何も不吉なことばかりではありません。逆に「吉を招く」力もあります。一流の人は、この「吉を招く言葉」を必ず使われています。中でも「ありがとう」「おかげさま」という感謝の言葉です。どんな些細なことでも必ず「ありがとう」「おかげさま」の言葉を口にされます。じつは些細なことや当たり前のことなど、この世にはまったくありません。秘書がお茶を入れてくれても、「ありがとう」という言葉をわたしはかけます。仕事だから、部下だからという理由でお礼を言わないことはおかしなことです。レストランで、料理を運んでくれるウェイターの方にも「ありがとう」をいえば言えばいいのです。自分の親でも、子どもでも、配偶者でも、「ありがとう」をいえばいいのです。
「ありがとう」をいうことにコストはまったくかかりません。そして、その効果は絶大です。最高の費用対効果ではないでしょうか。
言霊のパワーについて語りました
「おかげさま」も同じです。自分の力を誇示するより、相手の力を認めるほうがはるかに素晴らしいことです。「あなたのおかげで、うまくいきました」と言われて、嫌な気持ちになる人はいません。
「挨拶は自分から」という言葉があります。「おはよう」「こんにちは」「こんばんは」という言葉は、まず自分から声かけをしようという意味です。わたしもこれを励行しています。あいさつの言葉だけでなく、「ありがとう」と「おかげさま」も、まず自分から言えばいいのです。
にこやかに聴く人びと
「ありがとう。あなたのお蔭です」
究極の感謝の気持ちを示す対象こそ、じつはご先祖様です。あなたがいま、元気でいられるのは「ご先祖様のお蔭」と思えば、きっと自然と感謝の気持ちを言葉にできるはずです。
わたしは自宅の神棚に向かい、「ありがとう」と「おかげさま」という言葉を口にしながら手を合わせます。一流の人たちとは、「感謝の気持ちは自分から」を励行されている方々なのです。
女性の気持ちについて語りました
また、「直筆のお礼状を書く」ことの大切さについて話しました。
わたしは、手書きの礼状を書くようにしています。たしかにパソコンの日本語ソフトで書いたほうが簡単ですし、もらったほうも読みやすいかもしれません。でも、あえてわたしは手書きにこだわっています。女性は「自分への愛を時間ではかる」といいます。たとえば、誕生日プレゼントを貰ったとき、プレゼントそのものの価値より、「これを探すのに半日かかったよ」とか「君が喜んでくれるものを、ずっと探したよ」といわれることが嬉しいのです。
「わたし(女性)のために、時間を使ってくれた」
「わたし(女性)のことをずっと考えてくれた」
その時間が、彼女たちはうれしいのです。貰ったモノの価値ではありません。
にこやかに聴く人びと
礼状も同じではないでしょうか。わたしは、簡単なクイズを出しました。
(1)内容は素晴らしく、手書き
(2)内容は素晴らしく、ワープロ文字
(3)内容は紋切り型で、手書き
(4)内容は紋切り型で、ワープロ文字
この(1)〜(4)で、貰ったほうの嬉しい度はどんな順番になるか?
わたしは、(1)(3)(2)(4)の順だと思います。内容よりも、「手書き」か「ワープロ文字」で順番が変わると思っています。わたしはこれを『「ありがとう」の見える化』と呼んでいます。
最後は、もちろん一同礼!
これは先ほどの女性たちの感覚と同じように、礼状を手書きで書くのに、どれだけの時間がかかっただろう、という手間の価値が「内容」よりも上だということです。「わたしへのお礼のために、あの(忙しい)方が、わざわざ時間を使って書いてくれたんだ」ということが大事です。忙しい、わざわざということが、嬉しいし、相手の心に届くということです。
先ほどのクイズで追加したい項目があります。
(5)すぐに礼状を出す
(6)内容を吟味して、1か月後に礼状を出す
どちらも同じくらいに感じるかもしれませんが、(5)のほうが、感謝の気持ちが相手へ圧倒的に届くのではないでしょうか。
わたしはすぐに礼状を書きます。「とりあえずお礼まで」の礼状でかまいません。
スピードがもっとも価値があると思っているからです。
今回はそのような話をしましたが、参加者の目がキラキラと輝いているのがわかりました。最後は一同礼で社長訓話を修了しました。
懇親会のようす
懇親会のようす
社長訓話後は、サンレー本社から松柏園ホテルに移動して、懇親会が開催されました。まずは、わたしが社長として挨拶し、「わたしたちは2000円掛けを売っているのではなく、儀式という最高に価値のあるものを売っています。創立50周年のときを輝かしいものししましょう!」と言いました。それから、サンレー北九州の東孝則常務の音頭で声高らかに乾杯しました。
最後は、玉中取締役による「末広がりの五本締め」で
懇親会の最後は、玉中秀基取締役が中締めの挨拶をしました。
松田取締役は、「社長の言われるように、わたしたちは2000円掛けを売っているのではなく、儀式を売っているのです。第二創業期を大いに盛り上げましょう!」と言い、サンレー名物の「末広がりの五本締め」で締めくくりました。すると、不思議なパワーが体の底から湧いてきました。やはり、カタチにはチカラがあります!
これがサンレー流コンパだ!!
いま、冠婚葬祭互助会業界は大きな過渡期にあります。
しかし、わたしたちは「人間尊重」をミッションとする礼業の会社として、正々堂々と胸を張って冠婚葬祭互助会の営業を行っていきたいものです。そして、互助会の会員さんが幸せになるためのお手伝いができるように、つねにアップデートを心がけ、アップグレードを目指したいと思います。二次会は松柏園のラウンジで行われました。
松柏園ホテルの新館建設予定地にて
松柏園ホテルの新館建設予定地にて
ブログ『稲盛流コンパ』では組織の団結を実現するコンパについて紹介しました。
経営トップも管理職も若手社員もすべて胸襟を開いて飲んで語り合うコンパには、人間関係を良くして、業績を向上させる力があります。まさに、理念とコンパは経営の両輪ですね。
じつは、わが社には50年来のコンパの伝統があります。
そして、今夜のサンレー流コンパも大いに盛り上がりました。
やはり、理念と志をともにする「同志」とのコンパは最高です!
今夜は、松柏園ホテルの新館建設予定に立って、未来の夢を大いに語り合いました。
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2017年1月10日 佐久間庸和拝
[こころの一冊]『KAGEROU』
連載100回達成記念に、過去の「ハートフル・ブックス」をご紹介しています。
第35回目は、「サンデー新聞」2011年1月8日号に掲載されました。
わたしは、『KAGEROU』齋藤智裕著(ポプラ社)を紹介しました。
「サンデー新聞」2011年1月8日号
俳優の水嶋ヒロの処女作であり、ポプラ社小説大賞受賞作です。
発売前からすでに大ベストセラーとなり、大変な話題となっています。評価は賛否両論ですが・・・・・・。
「かげろう」のような己の人生を閉じるべくデパートの屋上に上がる男。そこから飛び降りる直前に、不気味に冷笑する黒服の男が突如現れる。二人は、ある契約を交わす。最後に、主人公は一つの儚き「命」と出会い、愛することに切なさを知る。これが、本書のあらすじです。「なんだか聞いたことがあるような話」と思った人は多いのではないでしょうか。
さて、本書のテーマは、「命」です。著者は、日本人の自殺者の多さにとても驚いたそうです。そして、自殺を少しでも減らしたいという思いで、著者はこの作品を書いたとか。
日本人の自殺率は、これまで先進国の中でワースト2位であるとされてきました。ところが、最近になって世界最悪であるという結果が明らかになりました。
2010年6月に経済協力開発機構(OECD)が公表した統計によれば、08年の日本の自殺者(70歳未満)は人口10万人当たり475人でした。これは、比較が可能な加盟国中で最悪の数字です。
日本では、1998年以来、12年連続で年間の自殺者数が3万人を超えています。09年の日本における自殺者数は3万2845人でした。一方、年間の交通事故死数のほうは9年連続で減少し、09年は4914人と、じつに57年ぶりに4千人台となりました。
かつて、自殺者が2万ちょっと、交通事故死が1万人ちょっとの時代が長く続き、自殺者は交通事故死者の2倍という通念がありました。それが今や7倍近くまで差が開いています。これは明らかに異常でしょう。いつのまにか、日本は「自殺大国」になってしまったのです。先日、わたしは「自殺のない社会」を考えるフォーラムでパネラーを務めました。そこで知ったのですが、自殺を考えている人の多くは、「相談に乗る」「支える」「一時避難所」ことを求めているとか。
本書は、たしかにストーリーも稚拙ですし、自殺という重要なテーマを扱うには軽すぎるとも思います。でも、読みやすい小説であることは事実です。中高生を中心にケータイ小説のように気軽に読まれることによって、若い人たちが「生」と「死」について考えてくれる機会を持てば。そして、自らの「命」を大切だと思えば。そういう意味では、意義のある作品と言えるのではないでしょうか。

- 作者: 齋藤智裕
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2010/12/15
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 1,620回
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2017年1月11日 佐久間庸和拝
[会社だより]大分祝賀式典
今朝、小倉駅からソニック9号に乗って中津駅に向かいました。
以前の中津駅前は「軍師官兵衛」一色でしたが、もうその名残はありませんでした。
10時45分からサンレー大分の新年祝賀式典を新時代の結婚式場「ヴィラルーチェ」で行いました。さまざまな部署から、総勢150名以上が参集しました。
佐久間会長とともに入場しました
勇壮な「ふれ太鼓」で幕を開ける
一同礼!
社歌斉唱のようす
S2M宣言
新年祝賀式典のようす
司会は総務課の大谷猛司さんが務めました。
まず、豊前紫雲閣の緒方宏壮副支配人による「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、それから中津営業所の清水亮宏所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。
佐久間会長が訓示をしました
それから、佐久間進会長による「会長訓示」が行われました。
参加者全員に配られた「2017年 年頭所感」にも詳しく書かれているように、佐久間会長は「第二創業期へ向け、新たな一歩を踏み出そう」と述べ、「和を以て貴しとなす」と説いた聖徳太子の話などをしました。最後は、「本年、何事も陽にとらえて、明るく楽しくいきいきと働く。そこには必ず成果が上がり、道は開ける。ジャパニーズホスピタリティサービスを徹底させよう!」と述べました。
佐久間会長が大分事業部の式典に参加したのはずいぶん久々なので、社員一同は真剣な表情で会長の訓話に聴き入っていました。
訓示の冒頭にみなさんと年始の挨拶をしました
そして、いよいよ「社長訓示」です。わたしは、以下のような話をしました。
平成29年、2017年の新しい年を社員のみなさんとともに迎えることができて、幸せを感じています。今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。サンレーはようやく創立50周年を迎えましたが、日本には100年はおろか、300年を超える企業も多く、なんと605社も存在しています。室町・戦国時代に創業された500年以上の企業は39社です。さらには創業1000年を超える超長寿企業が7社もあり、世界最古の企業も日本に存在します。
社長訓示をしました
まさに「長寿企業大国ニッポン」と言えますが、その秘密の1つに「会社儀式」を重んじていることが挙げられます。『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』グロービズ経営大学院著、田久保善彦監修(東洋経済新報社)という本があります。長寿企業を調査すると、非常に多くの企業に神棚や御礼があり、さらには社内神社を有していて、儀式を重視していると書かれています。儀式を重んじる企業は永続的に繁栄するという事実は、皇産霊神社を有し、毎月の月次祭をはじめ、創立記念式典や新年祝賀式典など、会社儀式というものを何よりも重んじているサンレーにとって勇気百倍であります。
儀式といえば、この1月には成人式がありました。今年は8日(日)でしたが、わたしは北九州市の成人式の来賓として招かれました。今年から、変な意味で全国的に有名になった北九州市の成人式の改正に努め、大成功を治めました。
冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にない!
熱心に聴く人びと
そもそも、儀式とは人類普遍の営みです。儀式産業も不滅です。
オックスフォード大学のオズボーン准教授は、「技術の進歩がめざましい機械による自動化によって、どのぐらい人間の仕事が奪われてしまうのか」ということを分析しました。その結果、今後10年から20年ほどで約半数の仕事が自動化されるリスクが高いという結論が出ました。特に、以下の仕事は90%以上の確率でなくなるといいます。すなわち、銀行の融資担当者 、電話オペレーター 、レジ係 、ネイリスト、弁護士助手(パラリーガル)、ホテルの受付、 税務申告の代行者、 簿記・会計の事務員、 不動産ブローカー、 動物のブリーダー、 時計修理屋、 図書館の補助員、 塗装・壁紙張り、 造園・用地管理の作業員 などです。しかし、冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にありません。なぜなら、儀式とは人類で最も古い営みであり、かつ現在にまで続く普遍的な営みであるからです。もちろん、儀式も時代によってアップデートし、変化はしていきますが・・・・・・。
冠婚葬祭互助会の使命とは?
結婚するときはきちんと結婚式を挙げる。親に限らず、愛する肉親の葬儀をきちんと行う。これらは、人間として当然のことであることは言うまでもありません。きちんと冠婚葬祭という儀式を行うことが、きちんと人生を送ることにつながるのです。いま、改めて「儀式とは何ぞや」を問わねば、日本という国、日本人という民族は取り返しのつかない「奈落の底」に堕ち、人類社会からドロップアウトしてしまいます。冠婚葬祭互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」に尽きると考えます。
儀式によって人々を幸せにする!
サンレーグループは冠婚葬祭業です。結婚式と葬儀は人生の二大儀礼であるとされますが、結婚式とは新郎新婦の魂を結ぶ「結魂式」、葬儀は故人の魂を永遠の世界へと送る「送魂式」です。冠婚葬祭業とは「魂のお世話業」なのです。この世に賤しい仕事つまり賤業というものはないはずですが、聖なる仕事つまり聖業というものは確実に存在します。そして、魂のお世話というわたしたちの仕事が聖業でなくて、何が聖業でしょうか?
この上ない聖業に従事するにあたって、わたしたちは「儀式によって人々を幸せにする」という高い志を抱いています。こんな会社が他にあるでしょうか?
『史記』の言葉を紹介
熱心に聴く人びと
これほど志の高い会社がどこにあるでしょうか?
今年は酉年ですが、鳥にも大きな鳥と小さな鳥がいます。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉が『史記』にあります。鴻鵠とは、色白く鶴に似て大なる鳥です。燕や雀のような小鳥には、そういう大きな鳥の考えていることはわからない。同様に、高い志を抱いている企業の理念を、同業他社にどうして理解ができるでしょうか!
『菜根譚』の言葉を紹介
「雌伏」と「雄飛」について説明
「伏すこと久しきものは、飛ぶこと必ず高し」という言葉が中国古典の『菜根譚』に出てきます。雌鳥が雄鶏に服従している様子を「雌伏」という。苦難の状況に身をまかせながら活躍できる機会の来るのをじっと待つときに使われます。そして、雄鶏が飛揚するように、勢い盛んに勇ましく活動する様が「雄飛」です。
忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん
じつに20年もの雌伏の時間を経た我がサンレーは、いよいよ雄飛のときを迎えました。空より高く海より大きな使命を抱くサンレーの時代がいよいよ幕を開けようとしています。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。そして、「忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん」という道歌を披露し、最後に「今年も、ミッショナリー・カンパニーの一員として、ともに大いなる使命を果たしましょう!」と締めくくりました。
葬祭ディレクター技能審査1級合格者へ表彰状を渡す
1級葬祭ディレクター&上級心理カウンセラー合格者と
また、各種表彰状を対象者のみなさんにお渡ししました。まず、葬祭ディレクター技能審査1級合格者です。清水亮宏さんに金一封を添えて表彰状をお渡ししました。
次に、上級心理カウンセラー合格者の表彰です。中津紫雲閣の山口秀之さん、中原和浩さん、日田紫雲閣の梅木政美さんに金一封を添えてお渡ししました。みなさん、本当におめでとうございます!
佐久間会長が「サンレー・ホスピタリティ賞」の表彰を行いました
「サンレー・ホスピタリティ賞」受賞者のみなさんと佐久間会長
それから、「サンレー・ホスピタリティ賞」の表彰です。
佐久間会長が登壇して、ヴィラルーチェの前田友子さん、マリエールオークパイン日田の森山ゆかりさん、日田紫雲閣の後藤昌市さんの3人に金一封を添えてお渡ししました。みなさん、本当におめでとうございます!
各責任者による決意表明
決意表明のようす
大塚事業部長による決意表明
想いをしっかり受け止めました
その後、各責任者が部門別決意表明行いました。営業推進部の本田幸春ブロック長、ヴィラルーチェの辻直彦支配人、マリエールオークパイン日田の吉田広明支配人、紫雲閣事業部の麻生伸一支配人、管理部の白鳥智昭課長の順番で決意が読み上げられ、最後は大分事業部の大塚秀樹事業部長の決意表明を受け取りました。
最後は「和のこえ」で締めました
一同礼!
退場のようす
最後は、全員で手をつないでの「和のこえ」を営業推進部の本田幸春ブロック長が音頭を取り、進発式はめでたく終了。全員の心が1つになりました。
*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。
2017年1月12日 佐久間庸和拝
[会社だより]大分祝賀会
ブログ「大分祝賀式典」で紹介した行事の後は、新年祝賀会がヴィラルーチェで行われました。冒頭、社長のわたしが挨拶しました。わたしは「儀式は終わりました。これからは直会、祝宴です。みなさん、大いに食べて飲んで歌って楽しんで下さい!」と笑顔で言いました。その後、東孝則常務が乾杯の音頭を取って、華やかに祝賀会がスタートしました。
佐久間会長とともに入場しました
祝賀会の最初に挨拶しました
乾杯の音頭を取る東常務
佐久間会長のテーブルで
わたしのテーブルで
しばらくは料理や飲み物を味わいながらの歓談タイムです。日頃はなかなか話せない社員との絶好のコミュニケーションの機会ですので、多くの社員との会話を楽しみました。それにしても、わたしのブログをほとんどの社員が読んでいることに改めて驚きました。
営業部門のみなさんと
紫雲閣のみなさんと
ヴィラルーチェのみなさんと
マリエールオークパイン日田のみなさんと
管理スタッフのみなさんと
随行スタッフが紹介されました
それから、北九州からわたしと一緒に来た随行スタッフが紹介されました。
北九州本部・人事課の佐野匠磨さん、同じく秘書室の織田祐子さんの2人です。
2人とも緊張などまったく感じさせず、堂々と挨拶をしました。
営業本部による「PERFECT HUMAN」
その後は、お待ちかねの余興タイムです。
最初は、中津営業所の清水亮宏所長、豊前営業所の西河勇介所長、日田営業所の武富友則所長、それから本部・営業所の女性社員一同が、RADIO FISHの「PERFECT HUMAN」を歌いました♪
紫雲閣による「世界に一つだけの花」
次は、紫雲閣の出番です。中津紫雲閣の山口秀之さん、中原和浩さん、 日田紫雲閣の梅木政美さんのトリオが、SMAPの「世界に一つだけの花」を歌いました♪
ヴィラルーチェは恋ダンスを披露
続いて、ヴィラルーチェの出番で、女性社員一同が星野源の「恋」を歌いました♪ わたしが本社の忘年会で歌った曲です。彼女たちは、キレキレの恋ダンスも披露してくれました。
若さあふれるステージに、会場は熱気ムンムンになりました。
マリエールオークパイン日田による「結婚しようよ」
それからマリエールオークパイン日田の出番です。
藤原雄二郎さんが弾き語りで、吉田拓郎の「結婚しようよ」を歌い、社員一同も一緒に歌いました♪ 結婚式場にふさわしい名曲ですね。
冒頭、中津祇園の映像が流れました。
祇園太鼓のリズムに乗って「天下布礼」の幟が翻る!
黄金のロングガウンで入場しました
ピコ太郎ではありません!
最後は、社長であるわたしの番が来ました。背中に「祭」と書かれた黄金のロングガウンを着込み、ステージに駆け上がりました。ド派手に入場しました。わたしは、ブログ「創立50周年記念祝賀会」で紹介した昨年11月18日の祝宴と同じく、北島三郎の「まつり」を歌いました♪
野郎ども、用意はいいか?!
イントロの口上で、つかみはOK牧場!
イントロの部分で、「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ。初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます。冠婚葬祭のサンレーが50周年を迎えたよ。さらに正月来たとあっちゃ、めでたいなあ〜。今日は祭りだ! 祭りだ!」と言うと、早くも会場が熱狂の坩堝と化しました。よし、つかみはOK牧場!
さあ、ショーの始まりです!
男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪
俺の歌を聴いてくれ!
魂を込めて熱唱しました♪
わたしが「男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪」と歌い始めると、「祭」と書かれたブルーの法被を着た男たちが続々と登場しました。みんなで歌い、踊り、大いに盛り上がりました。
営業員さんたちも大喜び!
狂乱のカーニバル!
礼楽、ここに極まれり!
これがサンレー大分の祭り〜だ〜よ〜♪
最後の「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これがサンレー大分の祭り〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。まさに「狂乱のカーニバル」といった感じでしたが、割れんばかりの盛大な拍手が起こり、感激しました。ああ、生きてて良かった!
歌い終わったわたしは、再び騎馬にまたがって退場しました。途中、多くの営業員さんたちがスマホで撮影し、ハイタッチや握手を求めてきました。
超豪華な社長賞を手渡しました
超豪華な会長を渡す佐久間会長
カラオケ&余興大会の後は、恒例の豪華賞品が当たる大抽選会です。
今年で年女となる大久保美咲さんがクジを引いてくれました。キレキレの恋ダンスをセンターで踊った方です。賞品が当たるたびに大きな歓声が巻き起こりました。
わたしの社長賞は、なんと超高級ヒーターでした。
当選した人は嬉さのあまり、茫然自失としていましたね。
中締めの挨拶をする祐徳取締役
最後は、「末広がりの五本締め」で
最後は、祐徳秀信取締役が中締めの挨拶をしました。
祐徳取締役は、「社長の『祭り』はド迫力で、仰天しました。わたしは『儀式論』を愛読しているのですが、その第三章「祭祀と儀式」には祭りが社会を活性化すると書かれています。そのことを思い出しました。みなさんも、ぜひ、『儀式論』をお読み下さい」と言ってから、サンレー名物の「末広がりの五本締め」の音頭を取って中締め。無事に祝賀会は幕を閉じました。
いやあ、大分のみなさん、今日は楽しかったですね。
今年も、天下布礼をめざして、ともに頑張りましょう!
JR中津駅の前で記念撮影
中津駅のホームからヴィラルーチェを望む
祝賀会が終了すると、佐久間会長と別れて、わたしたちは中津駅に直行しました。
そして、ソニック25号に乗って大分駅に向かいました。そこから、にちりん17号に乗り換えて延岡に行くのです。そう、明日は延岡でサンレー宮崎の新年進発式および新年祝賀会が開かれます。
*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。
2017年1月12日 佐久間庸和拝
[お知らせ]『人生の修活ノート』が発売されました
1月13日、宮崎の延岡のホテルで目を覚ましました。
これからサンレー宮崎の新年祝賀式典および祝賀会が行われます。
この日、『人生の修活ノート』(現代書林)が発売されました。
『人生の修活ノート』(現代書林)
『人生の修活ノート』は大型本で、合計116ページとなっています。
カバー表紙には淡いピンク色で桜が描かれており、帯には「人生の美しい『修め方』」と大書され、続いて「『人は老いるほど豊かになる』を実践するためにあなたの『老いの時間』を記録していきましょう。究極のエンディングノート誕生!」と書かれています。
いま、世の中は大変な「終活ブーム」だといいます。
多くの高齢者が、生前から葬儀や墓の準備をしています。
また、「終活」をテーマにしたセミナーやシンポジウムも花ざかりで、わたしも何度か出演させていただきました。さらに、さまざまな雑誌が「終活」を特集しています。ついには「ソナエ」(産経新聞出版社)という終活専門誌まで発刊され、多くの読者を得ています。
その一方で、「終活なんておやめなさい」といった否定的な見方も出てきています。実際、「終活」という言葉に違和感を抱いている方も多いようです。特に「終」の字が気に入らないという方に何人もお会いしました。
もともと「終活」という言葉は就職活動を意味する「就活」をもじったもので、「終末活動」の略語だとされています。わたしも「終末」という言葉には違和感を覚えてしまいます。なぜなら、「老い」の時間をどう過ごすかこそ、本来の終末だと思うからです。
わたしは「終末」の代わりに「修生」、「終活」の代わりに「修活」という言葉を考えてみました。「修生」とは文字通り、「人生を修める」という意味です。
考えてみれば、「就活」も「婚活」も広い意味での「修活」ではないかと思います。学生時代の自分を修めることが就活であり、独身時代の自分を修めることが婚活なのです。そして、人生の集大成としての「修生活動」があります。
本書の「目次」は、以下のようになっています。
●はじめに 「老い」を豊かにする「修活」こそ必要
●プロローグ 「修活」とは、残りの人生を考えることから始まる
●ノートの使い方 日々の生活を記録する「修活修活ノート」の使い方
第1部 人生を豊かにするにするために
第1章 「老い」を豊かにする「修活」
「老い」とは、無縁社会を生きること?
「老い」と「死」に揺れる魂を安定させる
死を見つめ、儀式で縁を深める
死を乗り越えるための読書
死を乗り越えるための映画
「老い」を豊かにする文化活動のすすめ
辞世の歌・辞世の句のすすめ
第2章 「死」を恐れない「修活」
自分の葬儀をイメージする
葬儀は何のためにあるのか
葬儀が愛する人の心を守る
あなたは、永遠に生きられる
「遺体」の本当の意味とは
年齢について考える
時間は「日薬」である
コラム:葬祭業者選びの基本
日本で行われる葬儀の4割は互助会
人は葬儀によって永遠に生きられる
月は「永遠」のシンボルである
葬イノベーション�自由葬の中での迷い
葬イノベーション�日本人の死生観と葬イノベーション
葬イノベーション�海洋葬〜海に還る永遠葬のかたち
コラム 海洋葬セレモニー
葬イノベーション�樹木葬〜桜と日本人
葬イノベーション�天空葬〜衛星ロケットに故人の遺骨を乗せる
葬イノベーション�月面葬〜『ロマンティック・デス』の時代が来た!
葬イノベーション�月への送魂――人間の死は宇宙的事件である
葬イノベーション�「家族葬」のイノベーション
冠婚葬祭互助会の使命と役割
第3章 お墓の修め方
お墓は要らない?
墓地・お墓の手続き
【墓地の使用権を失うとき】
改葬について
分骨するとき
改宗したとき
墓の種類と内容
増える納骨堂
墓地の種類は3つ
複数の墓を統合する選択
お墓の未来形
手元供養
ミニ骨壺とミニ仏壇
第4章 おカネやモノの修め方
お金の備えは「年金」が基本
お金老後資金の管理の5の法則
お金「自分らしく」を実現するための制度
お金無駄をチェックしてみよう
お金定年後破産の引き金は家のローン
お金家に関する「終活」のポイント
お金相続税の問題は考慮せず、でOK
お金遺言書の基礎知識
お金遺留分放棄
モノの整理術(1)「片付け」という整理
モノの整理術(2)メールや携帯電話について
モノの整理術(3)遺品整理について
モノの整理術(4)「片付け」のコツ
第2部 私の記録と希望を伝えるために
第5章 人生の修め方の準備のために エンディングノート
自分のこと
携帯電話・パソコン
預貯金
資産
その他の資産
借入金・ローン
クレジットカード
年金
保険
家族一覧表
親族一覧表
親族表
友人・知人一覧表
ペット
健康管理
告知・延命処置
介護
「もしも」の時
お墓
遺言書
第6章 自分らしいフィナーレのために 葬儀
「葬儀の流れ」を、まず知りましょう
「自分らしい」葬儀のために
自らの葬儀について
お別れに来てほしい人
感謝の気持ちとおもてなし
葬儀後について
●エピローグ
●死はけっして不幸ではない
●いつか、また会える
この生を修めんとして生くるなら 命かがやき 怖れなどなし
カバー前そでには、「この生を修めんとして生くるなら 命かがやき 怖れなどなし」という道歌が掲載されています。かつての日本は美しい国だったように思います。しかし、いまの日本人は「礼節」という美徳を置き去りにし、人間の尊厳や栄辱の何たるかも忘れているように思えます。それは、戦後の日本人が「修業」「修養」「修身」「修学」という言葉で象徴される「修める」という覚悟を忘れてしまったからではないでしょうか。
「親族一覧表」
「友人・知人一覧表」
「自分らしい」葬儀のために
携帯電話・パソコン
老いない人間、死なない人間はいません。死とは、人生を卒業することであり、葬儀とは「人生の卒業式」にほかなりません。老い支度、死に支度をして自らの人生を修める・・・・・・この覚悟が人生をアートのように美しくするのではないでしょうか。わたしは「老い」という時間を豊かに過ごすための一助になればと思い、『人生の修活ノート』を執筆いたしました。
あなたが美しく人生を修めるための準備として、本書をご活用いただければ、これに勝る喜びはありません。
『思い出ノート』と『人生の修活ノート』
超高齢社会を迎えた日本で、エンディングノートの必要性が増しています。
エンディング・ノートを遺言だと思っている方がいますが、それは違います。遺言というのは、法的な拘束性がありますし、財産の分配などを記載します。自分がどのような最期を迎えたいか、そのような旅立ちをしたいか・・・そんな旅立つ当人の想いを綴るのが、エンディング・ノートです。わたしは2009年7月に自分史ノートの要素をミックスしたエンディングノート『思い出ノート』(現代書林)を刊行しましたが、今回の『人生の修活ノート』はそのアップデート版です。ぜひ、ご活用下さい!

- 作者: 一条真也
- 出版社/メーカー: 現代書林
- 発売日: 2017/01/13
- メディア: 大型本
- この商品を含むブログ (3件) を見る
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2017年1月13日 佐久間庸和拝
[会社だより]宮崎祝賀式典
昨日、中津から大分を経て、延岡にやって来ました。
そして本日、 サンレー宮崎の新年進発式をマリエールオークパイン延岡で行いました。
さまざまな部署から、総勢100名以上が参集しました。
入場のようす
勇壮なふれ太鼓
一同礼!
社歌斉唱のようす
S2M宣言
司会は、管理課総務の松本博明さんでした。
まず、管理課経理の今津英介さんによる「ふれ太鼓」で幕を明け、「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱。
それから、延岡南営業所の杉本喜昭所長によって「経営理念」および「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和しました。
訓示の冒頭にみなさんと年始の挨拶をしました
そして、いよいよ「社長訓示」です。わたしは、以下のような話をしました。
平成29年、2017年の新しい年を社員のみなさんとともに迎えることができて、幸せを感じています。今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。サンレーはようやく創立50周年を迎えましたが、日本には100年はおろか、300年を超える企業も多く、なんと605社も存在しています。室町・戦国時代に創業された500年以上の企業は39社です。さらには創業1000年を超える超長寿企業が7社もあり、世界最古の企業も日本に存在します。
社長訓示をしました
まさに「長寿企業大国ニッポン」と言えますが、その秘密の1つに「会社儀式」を重んじていることが挙げられます。『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』グロービズ経営大学院著、田久保善彦監修(東洋経済新報社)という本があります。長寿企業を調査すると、非常に多くの企業に神棚や御礼があり、さらには社内神社を有していて、儀式を重視していると書かれています。儀式を重んじる企業は永続的に繁栄するという事実は、皇産霊神社を有し、毎月の月次祭をはじめ、創立記念式典や新年祝賀式典など、会社儀式というものを何よりも重んじているサンレーにとって勇気百倍であります。
冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にない!
熱心に聴く人びと
そもそも、儀式とは人類普遍の営みです。儀式産業も不滅です。
オックスフォード大学のオズボーン准教授は、「技術の進歩がめざましい機械による自動化によって、どのぐらい人間の仕事が奪われてしまうのか」ということを分析しました。その結果、今後10年から20年ほどで約半数の仕事が自動化されるリスクが高いという結論が出ました。特に、以下の仕事は90%以上の確率でなくなるといいます。すなわち、銀行の融資担当者 、電話オペレーター 、レジ係 、ネイリスト、弁護士助手(パラリーガル)、ホテルの受付、 税務申告の代行者、 簿記・会計の事務員、 不動産ブローカー、 動物のブリーダー、 時計修理屋、 図書館の補助員、 塗装・壁紙張り、 造園・用地管理の作業員 などです。しかし、冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にありません。なぜなら、儀式とは人類で最も古い営みであり、かつ現在にまで続く普遍的な営みであるからです。もちろん、儀式も時代によってアップデートし、変化はしていきますが・・・・・・。
冠婚葬祭互助会の使命とは?
熱心に聴く人びと
結婚するときはきちんと結婚式を挙げる。親に限らず、愛する肉親の葬儀をきちんと行う。これらは、人間として当然のことであることは言うまでもありません。きちんと冠婚葬祭という儀式を行うことが、きちんと人生を送ることにつながるのです。いま、改めて「儀式とは何ぞや」を問わねば、日本という国、日本人という民族は取り返しのつかない「奈落の底」に堕ち、人類社会からドロップアウトしてしまいます。冠婚葬祭互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」に尽きると考えます。
儀式によって人々を幸せにする!
熱心に聴く人びと
サンレーグループは冠婚葬祭業です。結婚式と葬儀は人生の二大儀礼であるとされますが、結婚式とは新郎新婦の魂を結ぶ「結魂式」、葬儀は故人の魂を永遠の世界へと送る「送魂式」です。冠婚葬祭業とは「魂のお世話業」なのです。この世に賤しい仕事つまり賤業というものはないはずですが、聖なる仕事つまり聖業というものは確実に存在します。そして、魂のお世話というわたしたちの仕事が聖業でなくて、何が聖業でしょうか?
この上ない聖業に従事するにあたって、わたしたちは「儀式によって人々を幸せにする」という高い志を抱いています。こんな会社が他にあるでしょうか?
『史記』の言葉を紹介
熱心に聴く人びと
これほど志の高い会社がどこにあるでしょうか?
今年は酉年ですが、鳥にも大きな鳥と小さな鳥がいます。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉が『史記』にあります。鴻鵠とは、色白く鶴に似て大なる鳥です。燕や雀のような小鳥には、そういう大きな鳥の考えていることはわからない。同様に、高い志を抱いている企業の理念を、同業他社にどうして理解ができるでしょうか!
『菜根譚』の言葉を紹介
「雌伏」と「雄飛」について説明
「伏すこと久しきものは、飛ぶこと必ず高し」という言葉が中国古典の『菜根譚』に出てきます。雌鳥が雄鶏に服従している様子を「雌伏」という。苦難の状況に身をまかせながら活躍できる機会の来るのをじっと待つときに使われます。そして、雄鶏が飛揚するように、勢い盛んに勇ましく活動する様が「雄飛」です。
忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん
じつに20年もの雌伏の時間を経た我がサンレーは、いよいよ雄飛のときを迎えました。空より高く海より大きな使命を抱くサンレーの時代がいよいよ幕を開けようとしています。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。そして、「忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん」という道歌を披露し、最後に「今年も、ミッショナリー・カンパニーの一員として、ともに大いなる使命を果たしましょう!」と締めくくりました。
営業関係の表彰状をお渡ししました
営業関係の表彰者のみなさんと
また、各種表彰状を対象者のみなさんにお渡ししました。
最初に平成2年度年間表彰を行いました。「年間優秀募集賞」として、第1位の橋本三幸(延岡南営業所)さん、第2位の菊池佐千枝さん(延岡営業所)、第3位の青柳栄子さん(日向営業所)の3人に金一封を添えて表彰状をお渡ししました。
また「年間優秀情報賞」として、第1位の畝原克代さん(日向営業所)、第2位の橋本三幸さん(延岡南営業所)、第3位の藁谷賀代子さん(延岡営業所)の3人にも金一封を添えて表彰状をお渡ししました。
葬祭関係の表彰状をお渡ししました
葬祭関係の表彰者と記念撮影
続いて、葬祭ディレクター技能審査1級合格者表彰を杉本喜昭さんに、上級心理カウンセラー合格者表彰を延岡紫雲閣の山路剛史さんに行いました。あと、甲斐和斗さんと須賀努さんも表彰する予定でしたが、業務の都合でこの日は欠席でした。
サンレー・ホスピタリティ賞の表彰状をお渡ししました
表彰者の角谷さんと記念撮影
さらに、サンレー・ホスピタリティ賞の表彰状をマリエールオークパイン延岡の角谷裕紀さんに金一封を添えてお渡ししました。みなさん、本当におめでとうございます!
決意表明のようす
各部署の決意表明を読み上げる
尾崎事業部長の決意表明
魂の決意表明を受け取る
「和のこえ」で心は一つ
続いて、「部門別決意表明」です。営業推進部の堺敬課長、紫雲閣事業部の谷上守部長、冠婚事業部の谷口典幸支配人、管理課の岩切京子課長がそれぞれの決意を読み上げました。そして、宮崎事業部の尾崎文俊事業部長が代表して決意書を渡してくれました。
最後は、全員で手をつないでの「和のこえ」を
営業推進部の堺敬課長が音頭を取り、進発式はめでたく終了。全員の心が1つになりました。
最後は、もちろん一同礼!
社長退場のようす
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2017年1月13日 佐久間庸和拝
[会社だより]宮崎祝賀会
ブログ「宮崎祝賀会」の会社行事の後は、新年祝賀会がマリエールオークパイン延岡で行われました。司会は、谷口典幸支配人です。最初に社長のわたしが挨拶しました。わたしは「これからは祝宴です。大いに食べて飲んで歌って楽しんで下さい!」と言いました。
入場時に拍手で迎えられました
最初に挨拶しました
乾杯の音頭を取る尾崎事業部長
カンパ〜イ!
それから尾崎事業部長が勇ましく乾杯の音頭を取って、華やかに祝賀会がスタートしました。しばらくは料理や飲み物を味わいながらの歓談タイム。日頃はなかなか話せない社員との絶好のコミュニケーションの機会です。
営業スタッフのみなさんと
冠婚スタッフのみなさん
葬祭スタッフのみなさんと
管理スタッフのみなさんと
わたしも、多くの社員との会話を楽しみました。それにしても、わたしのブログをほとんどの社員が読んでいることに驚きました。改めて、ブログが社員のみなさんとの貴重なコミュニケーション・ツールになっていることを思い知りました。
延岡名物のアスパラのビール揚げ
うん、これは旨い!
日向名物のチキン南蛮
うん、これも旨い!
料理はどれも美味でしたが、特に延岡名物であるアスパラのビール揚げが絶品でした。
ビールの香ばしさがたまりません。これなら、100本ぐらい食べられます。
随行スタッフが紹介されました
それから、北九州からわたしと一緒に来た随行スタッフが紹介されました。
北九州本部・人事課の佐野匠磨さん、同じく秘書室の織田祐子さんの2人です。
2人とも緊張などまったく感じさせず、堂々と挨拶をしました。
延岡営業所による「SHAKE」
延岡南営業所による「2億4千万の瞳」
日向営業所による「東京キッド」
延岡テレホン営業所による「みんながみんな英雄」
冠婚・管理課一同による「365日の紙飛行機」
その後は、各部署の代表者のカラオケ&余興で大いに盛り上がりました。
トップバッターは延岡営業所一同による「SHAKE」(SMAP)。
次に、延岡南営業所一同による「2億4千万の瞳」(郷ひろみ)。
3番手は、日向営業所一同による「東京キッド」(美空ひばり)。
4番手は、延岡テレホン営業所一同による「みんながみんな英雄」(AI)
5番手は、冠婚・本部一同による「365日の紙飛行機」(AKB48)。
いずれの曲も、ビミョーに古いように思えるのは気のせいでしょうか。(苦笑)
「天下布礼」の幟が翻る!
日向名物の「ひょっとこ踊り」が登場!
「ひょっとこ踊り」に続いて入場しました
勢いよくステージに駆け上がる!
最後は、社長であるわたしの番が来ました。日向名物の「ひょっとこ踊り」の一座に続いて、わたしが背中に「祭」と書かれたロングガウンを着込んで入場しました。そして、勢いよくステージに駆け上がりました。わたしは、ブログ「創立50周年記念祝賀会」で紹介した昨年11月18日の祝宴と同じく、北島三郎の「まつり」を歌いました♪
ピコ太郎ではありませんよ!
さあ、ショーの始まりです!
野郎ども、用意はいいか?!
イントロの口上で、つかみはOK牧場!
イントロの部分で、「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ。初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます。冠婚葬祭のサンレーが50周年を迎えたよ。さらに正月来たとあっちゃ、めでたいなあ〜。今日は祭りだ! 祭りだ!」と言うと、早くも会場が熱狂の坩堝と化しました。よし、つかみはOK牧場!
男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪
チョー盛り上がりました!
営業員さんたちも大喜び!
こんなに盛り上がって大丈夫か?
わたしが「男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪」と歌い始めると、「祭」と書かれたブルーの法被を着た男たちが続々と登場しました。みんなで歌い、踊り、大いに盛り上がりました。
魂を込めて歌いました♪
これがサンレー宮崎の祭り〜だ〜よ〜♪
フィニッシュ!!
退場時に握手攻めに遭いました
最後の「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これがサンレー宮崎の祭り〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。まさに「狂乱のカーニバル」といった感じでしたが、割れんばかりの盛大な拍手が起こり、感激しました。ああ、生きてて良かった!
歌い終わったわたしは、再び騎馬にまたがって退場しました。途中、多くの営業員さんたちがスマホで撮影し、ハイタッチや握手を求めてきました。
大抽選会のようす
社長賞の当選者と
カラオケ&余興大会の後は、恒例の豪華賞品が当たる大抽選会です。
賞品が当たるたびに大きな歓声が巻き起こりました。わたしの社長賞は超豪華電子レンジでした。当った人はあまりの嬉しさに茫然自失としていました。
菊池さんの誕生日を祝いました
また、抽選会の後で誕生日祝いのセレモニーがありました。
この日、延岡営業所の菊池佐千枝が誕生日を迎えられたとのことで、わたしからメッセージカードとプレゼントをお渡しすることにしたのです。すると、大抽選会で社長賞をゲットした方だったので、驚きました。「持っている」人は違いますね! 完全なサプライズだったので、菊池さんはたいそう驚かれ、涙ぐんでいらっしゃいました。その姿を見て、わたしの胸も熱くなりました。菊池さん、本当におめでとうございます!
中締めの挨拶をする谷上部長
最後は、「末広がりの五本締め」で
最後は、紫雲閣事業部の谷上守部長の音頭によるサンレー名物の「末広がりの五本締め」で宴を閉じました。いやあ、宮崎のみなさん、楽しかったですね。
今年も、天下布礼をめざして、ともにに頑張りましょう!
拍手の中を退場しました
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2017年1月13日 佐久間庸和拝
[こころの一冊]『あなたにあえてよかった』
連載100回達成記念に、過去の「ハートフル・ブックス」をご紹介しています。
第35回目は、「サンデー新聞」2011年2月5日号に掲載されました。
わたしは、『あなたにあえてよかった』大浦静子著(北國新聞社)を紹介しました。
「サンデー新聞」2011年2月5日号
著者は、愛する娘である郁代さんをガンで亡くしました。享年34歳の若さでした。郁代さんが生まれたときから亡くなるまでの「いのち」の記録が本書です。
郁代さんは前向きな性格で、周囲への気配りを忘れない女性でした。旅行会社の添乗員として世界中を飛び回っていました。特に、オーストラリアの海を深く愛していました。
彼女は、余命半年を宣告されたとき、お別れの旅をはじめました。病身にもかかわらず、国内で30人、海外で30人のお友達に会い続けたそうです。そのことが2007年の日本テレビ「24時間テレビ」で取り上げられました。20分ほどの再現ドラマがオープニングで放映されたのです。そのとき、日本武道館で秋川雅史さんが「千の風になって」を歌い上げました。
本書の冒頭には、郁代さんが御両親に当てたメッセージが掲載されています。これを読んで、わたしは涙しました。生前の郁代さんの人柄がよくわかります。
わたしは、たとえ34年の生涯だったとしても、心から家族と愛し合うことができた郁代さんと御両親は幸せだったのではないかと思います。
「おとうさん おかあさんへ」
わがままな娘でごめんね。
いつもつっけんどんでごめんね。
口が悪くてごめんね。
心配ばかりかけてごめんね。
親孝行できなくてごめんね。
孫の顔、見せられなくてごめんね。
おとうさん、おかあさんより先に死んじゃってごめんね。
34年間という、少し短めの人生だったけど、
おとうさん おかあさんのおかげで、 楽しく、充実した、しあわせな人生でした。
子どものころから、のびのび自由に育ててくれて有り難う。
わたしを信頼し、やりたいことをやらせてくれて有り難う。
いつも心配してくれて有り難う。
わたしのために、泣いてくれて有り難う。
産んでくれて有り難う。
おとうさん、おかあさんの子どもとして産まれてこられて、
わたしはとってもしあわせだったよ。
本当に有り難う。
郁 代
(亡くなる1カ月ほど前に書いたと思われる遺書)

- 作者: 大浦静子
- 出版社/メーカー: 北國新聞社
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
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2017年1月14日 佐久間庸和拝
[お知らせ]那覇BFのお知らせ
16日、沖縄に向かいます。寒波の影響で日本中が寒いので、早く沖縄に行きたい!
さて、マリエールオークパイン那覇からのお知らせです。
来る1月22日(日)および1月29日(日)にブライダルフェスタを開催します。
新作ドレス試着撮影会、婚礼料理試食会、会場見学、ウエディンググッズ展示会、ブライダル相談会&お見積り相談会、ウェディングレッスンなどを行います。
◇マリエールオークパイン那覇
Hearty Party Land
【日時】
1月22日(日)11:00〜20:00
1部 11:00〜
2部 17:00〜
※1部、2部とも限定25組無料ご招待
【場所】
マリエールオークパイン那覇
那覇市古島1−15−11
【内容】
●和装・琉装試着体験会
お気に入りの和装・琉装で記念撮影!
キレイに撮影した写真は記念にプレゼント致します。
●婚礼料理試食会
1月よりスタートの新メニューを一足先にご試食
豊富な種類の婚礼料理が食べられる
和食中華セレクトメニューの中から調理長選りすぐりの
全12品を無料で試食できるのもマリ☆コレだけ!
自分の舌で味わってチョイスしたらゲストも喜んでくれるのも間違いなし!
●会場見学
●ウェディンググッズ展示会
装飾や引き出物演出などを一堂展示!スタッフが丁寧に説明します
●デザートビュッフェ
婚礼料理の締めはやっぱりデザート♪
出席者にとってはおひらき前の楽しみのひとつ、目・鼻・口で事前に体験しちゃお!
●ネイルアート体験
ドレスに負けない手元のオシャレ♪
記念のスペシャルネイルアートにチャレンジ!?
●ボディジュエリー体験
今ではボディジュエリーはあたりまえ!
会場の光と照明で気品あふれるプリンセスに大変身!
●キャンドルサービスアクアサービス体験
お客様のテーブルをまわるときはキャンドルに火を灯す??
アクアを注いで光のイルミネーション??
●引菓子ちょこっと試食
記念にあげるものだから、やっぱり中身は気になるよネ♪
この機会にいっぱい試食しちゃお♪
●ひな壇コーディネート
イメージにピッタリ!
自分だけの素敵なコーディネートをご提案いたします。
●ヘアーアレンジ体験
専門家によるヘアアレンジでオシャレに可愛く
変身体験してみませんか?
●成約特典輪投げ
輪投げは3回のチャンス!
最大27万円割引にもつながるので、このチャンスをお見逃しなく!
●ウエディンググッズ作成体験
手作りの可愛いグッズに挑戦!
●お楽しみ抽選会
◇マリ☆コレ 〜マリエール☆コレクションブライダルフェスタ〜
【日時】
1月29日(日)18:00〜21:00
<試食会> 18:00〜 限定20組無料ご招待
【場所】
マリエールオークパイン那覇
那覇市古島1−15−11
【内容】
●ドレス試着撮影会
芸能人ドレスも試着できる!
秋冬コレクションの中から新作ドレスを中心にお気に入りのドレスで記念撮影♪
キレイに撮影した写真は記念にプレゼント致します。
●婚礼料理試食会
1月よりスタートの新メニューを一足先にご試食
豊富な種類の婚礼料理が食べられる
和食中華セレクトメニューの中から調理長選りすぐりの
全12品を無料で試食できるのもマリ☆コレだけ!
自分の舌で味わってチョイスしたらゲストも喜んでくれるのも間違いなし!
●会場見学
●ウェディンググッズ展示会
装飾や引き出物演出などを一堂展示!スタッフが丁寧に説明します
わたしたちがご案内いたします!
<ご予約・お問合せ>
マリエールオークパイン那覇
那覇市古島1−15−11
TEL:098−886−3030
ホームページはこちら
http://www.marier-oakpine.jp
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2017年1月15日 佐久間庸和拝
[会社だより]沖縄賀詞交歓会
いちゃりばちょーでい! 沖縄に来ています。
16日の昼、福岡空港から那覇空港行きのJTA57便に乗りました。日本全国が最強寒波に見舞われていますが、那覇空港の気温は18度もありました。なんと、すでに桜も咲いています。夜は気温が14度ぐらいになるそうですが、地元の人は寒くて仕方がないそうです。
新年賀詞交歓会のようす
午後7時からサンレー沖縄の新年賀詞交歓会が行われました。
会場は、「マリエールオークパイン那覇」3Fの「エンジェルスイート」です。
今回は迎賓は行いませんでしたが、200名近くの方々が集まって下さいました。
最初に、佐久間会長が挨拶しました
佐久間会長の挨拶を聴く人びと
最初に、サンレーグループ の佐久間進会長が挨拶しました。佐久間会長が沖縄の賀詞交歓会に出席するのは本当に久々なので、参加者のみなさんも喜ばれていました。佐久間会長も沖縄のみなさんに会えて嬉しそうでした。
わたしも挨拶しました
会長に続いて、社長のわたしがステージに上がって挨拶しました。
わたしは、社長として次のような挨拶をしました。
おかげさまで、昨年11月18日に、サンレーは創立50周年を迎えました。早いもので、わたしが社長に就任してから15年が経過しました。
創立50周年を記念して、わたしは佐久間庸和の本名で『ミッショナリー・カンパニー』(三五館)という本を上梓しました。
わが社の「ミッション」について語りました
「ミッション」とは「使命」のことであり、「ミッショナリ―・カンパニー」は「使命のある会社」という意味になります。『論語』には「五十にして天命を知る」という言葉がありますが、まさに創立50年を迎えたわが社は、天からの使命としてのミッションを知る必要があります。
太陽のように明るくありたい!
わが社の小ミッションは「冠婚葬祭を通じて良い人間関係づくりのお手伝いをする」です。
冠婚葬祭ほど、人間関係を良くするものはありません。そして、わたしたちの理想はさらに大ミッションである「人間尊重」へと向かいます。太陽の光が万物に降り注ぐごとく、この世のすべての人々を尊重すること、それが「礼」の究極の精神であると考えます。
「天下布礼」を訴えました
今年もよろしくお願いいたします!
わが社の活動の根底には「天下布礼」という思想があります。かつて織田信長は、武力によって天下を制圧するという「天下布武」の旗を掲げました。しかし、わたしたちは武力で天下を制圧するのではなく、「人間尊重」の思想で世の中を良くしたいのです。天下、つまり社会に広く人間尊重思想を広めることがわが社の使命です。
先日、北九州市の成人式にも沖縄に学んで清掃を取り入れました。
今後も、使命を果たすべく精進する覚悟です。どうぞ、今年もよろしくお願いいたします。
沖縄銀行の金城常務による乾杯の挨拶
カンパ〜イ!
来賓代表として沖縄銀行の金城善輝常務より御挨拶があり、そのまま乾杯の発声が行われました。それから、舞踊集団「琉球 美やらび」によるオープニングの琉球舞踊「かぎでや風」がありました。その後、しばらく歓談タイムです。料理や飲み物を楽しんでいただきました。
オープニングの琉球舞踊「かぎでや風」
祝賀会のようす
オリオンビールもおいしいし、泡盛も最高です。
また、大好物のソーキそばを2杯お代わりしました。
もうこのまま沖縄に永住したいくらい、わたしは沖縄が好きです!
名刺交換のようす
多くの方々と名刺交換しました
写真家の安田さんと
国際経営の井上社長と
それから、わたしは多くの方々と名刺交換をし、お話をさせていただきました。
ブログ「フォトグラファー」 で紹介した、フォトブック『また会えるから』(現代書林)の写真家・安田淳夫さんも来て下さいました。今年は安田さんと再びコラボで『般若心経 自由訳』を上梓したいと考えています。「癒し系」の安田さんに会うと、ホッとします。
また、国際経営の井上社長も来て下さいました。国際経営さんの全社員は、わたしの「サンデー毎日」の連載コラムを毎週読んで下さっているそうです。また、この日、拙著『儀式論』(弘文堂)を2冊ご注文いただいたとのこと。ありがたいことです。
かわいいね!
楽しいおどり
「島唄」に乗って♪
大いに盛り上げてくれました
アトラクションとして、「琉球美やらび」が宴に花を添えてくれました。
彼らの創作エイサーは大変な迫力です。
エイサーは“芸能王国”である沖縄を支える文化です。
また、“有縁社会”である沖縄を支える文化でもあります。
「新春お楽しみ抽選会」のようす
社長賞当選者の方と記念撮影
会長と会長賞当選者
50周年特別賞の当選者と
それから、「新春お楽しみ抽選会」が行われました。
当選番号が読み上げられるたびに、大きな歓声が起こりました。
社長賞や会長賞を発表するとき、会場内に張り詰めた緊張感が漲りました。
さらに、今年は「50周年特別賞」として、なんと50インチの超大型テレビがサプライズ賞品でした。当選された方は、本当に嬉しそうにされていました。おめでとうございます!
琉球新報社・糸数常務による中締めの挨拶
最後は末広がりの五本締めで・・・・・
楽しい時間も過ぎ、中締めとして、琉球新報社の糸数淳常務による挨拶がありました糸数常務は、なんと、わが社の「S2M宣言」をすべてメモなしで唱和されて、会場の人々の度胆を抜きました。いやあ、わたしも感動しました。当然ながら、大きな拍手が起こりました。それから、恒例の末広がりの五本締めが行われました。糸数常務の洒脱なスピーチの後、手拍子する参加者の両手の指が1本、2本、3本、4本、5本・・・・・・息がピッタリ合いました。
みなさまを送賓しました
今日は、ありがとうございました!
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2017年1月16日 佐久間庸和拝
[人生の四季]有終の美を飾らないということ
阪神淡路大震災から22年目の日です。犠牲者の方々の御冥福を心よりお祈りいたします。
わたしは沖縄に来ています。17日はサンレー沖縄の新年祝賀式典、新年祝賀会の後、東京へ。夕方から、互助会保証株式会社の新社屋完成披露パーティーに参加する予定です。
さて、「サンデー毎日」2017年1月29日号が発売されました。
わたしは同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第64回目のタイトルは、「有終の美を飾らないということ」です。
「サンデー毎日」1月29日号
昨年の大晦日、国民的アイドルと呼ばれたSMAPが引退しました。期待されていたNHK紅白歌合戦への出場も辞退しました。彼らのために空けておいた時間を埋めるためでしょうか、紅白では謎の演出が目立ちました。とにかくグダグダ感、ドタバタ感に溢れた紅白でしたが、やはり常連だったSMAPのラスト・ステージが見たかったです。報道によれば、紅白が放送されている頃、キムタクを除くメンバーは六本木の焼き肉店で打ち上げをしていたといいます。
12月26日のフジテレビ系「SMAP×SMAP」最終回にも彼らは生出演しませんでした。ファンへの挨拶も、別れの言葉もありませんでした。
残念ながら、SMAPの解散は、ジャニーズ史上、いや日本の芸能界史上で「最悪の解散劇」となりました。ここまでメンバー間の人間関係のドロドロが露あらわになるのも珍しいです。解散後の1月3日にファンクラブ会員限定サイトには5人の直筆メッセージが公開されたものの、それぞれ140字にも満たない「つぶやき」のレベルでした。「解散撤回」を願う署名を37万人分以上も集めたファンたちは納得したのでしょうか。SMAPは「スマスマ」最終回および「紅白」で、5人揃って出演し、最後にはファンに別れを告げ、「有終の美」を飾るべきであったと思います。
もちろん、彼らが所属するジャニーズ事務所の責任も大きいです。
有終の美を飾らないと、次のステージには絶対に進めません。
じつは、「有終の美を飾らない」は「葬式は、要らない」に通じています。
この2つの言葉はともに「愛のない時代」を象徴するキーワードであると言えます。
解散撤回を願う署名を大量に集めたファンはSMAPに限りない「愛」を示しました。
でも、彼らにファンへの「愛」はあったのでしょうか。
メンバー間の確執よりも、ファンの心情を優先すべきではなかったでしょうか。
いろいろと報道がありましたが、わたしは解散の真相など知りません。
ただ、SMAPが有終の美を飾らなかった事実だけが最後に残りました。
「サンデー毎日」1月29日号の表紙
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2017年1月17日 佐久間庸和拝
[会社だより]沖縄祝賀式典
沖縄に来ています。今朝はシークワサ―・ジュースを飲みながら、「琉球新報」をゆっくり読みました。やはり地元紙を読むと、沖縄の「いま」がよくわかります。
牛乳石鹸、良い石鹸♪ 琉球新報、良い新聞♪
今朝の那覇市のようす
17日の午前中、サンレー沖縄の新年祝賀式典を行いました。
会場は、マリエールオークパイン那覇4Fの「ムーンライト」でした。
さまざまな部署から、総勢200名近くが参集しました。
また、今回は久々にサンレーグループ の佐久間進会長も参加しています。
入場のようす
勇壮なふれ太鼓
一同礼!
全員で社歌斉唱
「S2M宣言」を全員で唱和
祝賀式典のようす
司会は、総務課の山口俊一さんが務めました。まず、営業推進部の瀬名波博之部長による「ふれ太鼓」で開幕。「開会の辞」に続いて全員で社歌を斉唱し、マリエールオークパイン那覇の中山敦さんによって「経営理念」、「S2M宣言」が読み上げられ、全員で唱和。
佐久間会長が訓示をしました
それから、佐久間進会長による「会長訓示」が行われました。
参加者全員に配られた「2017年 年頭所感」にも詳しく書かれているように、佐久間会長は「第二創業期へ向け、新たな一歩を踏み出そう」と述べ、「和を以て貴しとなす」と説いた聖徳太子の話などをしました。最後は、「本年、何事も陽にとらえて、明るく楽しくいきいきと働く。そこには必ず成果が上がり、道は開ける。ジャパニーズホスピタリティサービスを徹底させよう!」と述べました。佐久間会長が沖縄本部の式典に参加したのはずいぶん久々なので、社員一同は真剣な表情で会長の訓話に聴き入っていました。
社長訓示をしました
そして、いよいよ「社長訓示」です。わたしは、以下のような話をしました。
平成29年、2017年の新しい年を社員のみなさんとともに迎えることができて、幸せを感じています。今年も、どうぞ、よろしくお願いいたします。サンレーはようやく創立50周年を迎えましたが、日本には100年はおろか、300年を超える企業も多く、なんと605社も存在しています。室町・戦国時代に創業された500年以上の企業は39社です。さらには創業1000年を超える超長寿企業が7社もあり、世界最古の企業も日本に存在します。
第二創業期に向かって
まさに「長寿企業大国ニッポン」と言えますが、その秘密の1つに「会社儀式」を重んじていることが挙げられます。『創業三〇〇年の長寿企業はなぜ栄え続けるのか』グロービズ経営大学院著、田久保善彦監修(東洋経済新報社)という本があります。長寿企業を調査すると、非常に多くの企業に神棚や御礼があり、さらには社内神社を有していて、儀式を重視していると書かれています。儀式を重んじる企業は永続的に繁栄するという事実は、皇産霊神社を有し、毎月の月次祭をはじめ、創立記念式典や新年祝賀式典など、会社儀式というものを何よりも重んじているサンレーにとって勇気百倍であります。
儀式といえば、この1月には成人式がありました。今年は8日(日)でしたが、わたしは北九州市の成人式の来賓として招かれました。今年から、変な意味で全国的に有名になった北九州市の成人式の改正に努め、大成功を治めました。
冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にない!
熱心に聴く人びと
そもそも、儀式とは人類普遍の営みです。儀式産業も不滅です。
オックスフォード大学のオズボーン准教授は、「技術の進歩がめざましい機械による自動化によって、どのぐらい人間の仕事が奪われてしまうのか」ということを分析しました。その結果、今後10年から20年ほどで約半数の仕事が自動化されるリスクが高いという結論が出ました。特に、以下の仕事は90%以上の確率でなくなるといいます。すなわち、銀行の融資担当者 、電話オペレーター 、レジ係 、ネイリスト、弁護士助手(パラリーガル)、ホテルの受付、 税務申告の代行者、 簿記・会計の事務員、 不動産ブローカー、 動物のブリーダー、 時計修理屋、 図書館の補助員、 塗装・壁紙張り、 造園・用地管理の作業員 などです。しかし、冠婚葬祭の仕事がなくなることは絶対にありません。なぜなら、儀式とは人類で最も古い営みであり、かつ現在にまで続く普遍的な営みであるからです。もちろん、儀式も時代によってアップデートし、変化はしていきますが・・・・・・。
冠婚葬祭互助会の使命とは?
結婚するときはきちんと結婚式を挙げる。親に限らず、愛する肉親の葬儀をきちんと行う。これらは、人間として当然のことであることは言うまでもありません。きちんと冠婚葬祭という儀式を行うことが、きちんと人生を送ることにつながるのです。いま、改めて「儀式とは何ぞや」を問わねば、日本という国、日本人という民族は取り返しのつかない「奈落の底」に堕ち、人類社会からドロップアウトしてしまいます。冠婚葬祭互助会の役割とは「良い人間関係づくりのお手伝いをすること」、そして使命とは「冠婚葬祭サービスの提供によって、たくさんの見えない縁を可視化すること」に尽きると考えます。
儀式によって人々を幸せにする!
サンレーグループは冠婚葬祭業です。結婚式と葬儀は人生の二大儀礼であるとされますが、結婚式とは新郎新婦の魂を結ぶ「結魂式」、葬儀は故人の魂を永遠の世界へと送る「送魂式」です。冠婚葬祭業とは「魂のお世話業」なのです。この世に賤しい仕事つまり賤業というものはないはずですが、聖なる仕事つまり聖業というものは確実に存在します。そして、魂のお世話というわたしたちの仕事が聖業でなくて、何が聖業でしょうか?
この上ない聖業に従事するにあたって、わたしたちは「儀式によって人々を幸せにする」という高い志を抱いています。こんな会社が他にあるでしょうか?
『史記』の言葉を紹介
熱心に聴く人びと
これほど志の高い会社がどこにあるでしょうか?
今年は酉年ですが、鳥にも大きな鳥と小さな鳥がいます。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」という言葉が『史記』にあります。鴻鵠とは、色白く鶴に似て大なる鳥です。燕や雀のような小鳥には、そういう大きな鳥の考えていることはわからない。同様に、高い志を抱いている企業の理念を、同業他社にどうして理解ができるでしょうか!
『菜根譚』の言葉を紹介
「雌伏」と「雄飛」について説明
「伏すこと久しきものは、飛ぶこと必ず高し」という言葉が中国古典の『菜根譚』に出てきます。雌鳥が雄鶏に服従している様子を「雌伏」という。苦難の状況に身をまかせながら活躍できる機会の来るのをじっと待つときに使われます。そして、雄鶏が飛揚するように、勢い盛んに勇ましく活動する様が「雄飛」です。
忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん
じつに20年もの雌伏の時間を経た我がサンレーは、いよいよ雄飛のときを迎えました。空より高く海より大きな使命を抱くサンレーの時代がいよいよ幕を開けようとしています。今年も、どうぞよろしくお願いいたします。そして、「忘るるな雌伏のときを 覚悟せよこれより雄飛 いざ羽ばたかん」という道歌を披露し、最後に「今年も、ミッショナリー・カンパニーの一員として、ともに大いなる使命を果たしましょう!」と締めくくりました。
1級葬祭ディレクター合格者の本部さんと
上級カウンセラー合格者のみなさんと
続いて、各種の表彰式が行われました。これがないと祝賀式典ではありません。
最初に「1級葬祭ディレクター合格者」表彰が行われ、中部紫雲閣の本部達也さんに金一封を添えて表彰状をお渡ししました。
それから、「上級心理カウンセラー合格者」表彰では、中央紫雲閣の翁長洋行さん、知花力也さん、森田司さん、友利一也さん、中部紫雲閣の郄木秀昭さんの5名に金一封を添えて表彰状をお渡ししました。
那覇東部営業所の玉城さんと
中部紫雲閣の代表者と
また、「年間情報売上」の最優秀表彰では、東部営業所の玉城正子さん、
「年間最優秀賞」の最優秀部署表彰では、八重山ブロックの八重山紫雲閣のみなさん。
以上の方々に金一封やトロフィーを添えて表彰状をお渡ししました。
佐久間会長と仲井間さん
さらに、「サンレーホスピタリティ賞」表彰では、佐久間会長からマリエールオークパイン那覇の仲井間憲昌さんに金一封を添えて表彰状が渡されました。おめでとうございます!
部門別決意表明のようす
決意書を読み上げる黒木事業部長
続いて、「部門別決意表明」です。
営業推進部の瀬名波博之部長、八重山ブロックの下野清公ブロック長、冠婚営業部の粼山嗣彦支配人、紫雲閣事業部の新城厚課長がそれぞれの決意を読み上げました。そして、最後に沖縄本部を代表して黒木昭一事業部長が決意書を渡してくれました。
「和のこえ」で全員の心が1つに・・・
退場のようす
最後は、全員で「和のこえ」を八重山ブロックの下野清公ブロック長が音頭を取り、進発式がめでたく終了。サンレー名物の「和のこえ」で全員の心が1つになりました。
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2017年1月17日 佐久間庸和拝
[会社だより]沖縄祝賀会
守礼之邦・沖縄に来ています。
ブログ「沖縄祝賀式典」で紹介した会社行事の後は、新年祝賀会がマリエールオークパイン那覇2Fの「ザ・クリスタルボックス」で開催されました。司会は、総務課の山口俊一さんです。
乾杯の挨拶をする高橋相談役
カンパ〜イ!
高橋相談役、黒木事業部長と
新成人の2人と
まずは高橋幹之相談役による挨拶と乾杯の発声がありました。
高橋相談役は「昨年、わが社は50周年を迎えました。今年は第二創業期のスタートです。沖縄本部としましては、ぜひ素晴らしい一年にしていただきたい」と述べ、乾杯の音頭を取りました。
会長から新成人に記念品が贈られました
入社予定者と一緒にハートを作る
それから、成人御祝の時間となりました。
今年は、経理課の久手堅美沙さん、加入事務課の新盛あかねさんの2人が新成人となりました。佐久間会長から2人に記念品が贈られました。
続いて、「入社予定者紹介」が行われました。
まだ学生らしさを残した4名の若者たちが立派に自己紹介をしました。
自己紹介が終ると、会場から大きな拍手が起きました。
最近は、本当に父親のような心境で彼らを見てしまいます。
随行者の2人が紹介されました
挨拶する鳥丸課長
挨拶する橋本副支配人
続いて「随行者紹介」となり、北九州からわたしと一緒に来た随行スタッフが紹介されました。北九州本部・秘書課の鳥丸耕一課長、小倉紫雲閣 の橋本浩一副支配人の2人です。2人が挨拶すると、会場から大きな拍手が起きました。
大好物の沖縄そばを食べる
祝賀会のようす
祝賀会のようす
しばらくは料理や飲み物を味わいながらの歓談タイム。
昼間なので、飲み物はノンアルコールビールとウーロン茶です。
料理はどれも美味しかったですが、特にわたしの大好物である沖縄そばが旨かった!
昨夜に続いて、今日も沖縄そばをお替りして2杯平らげてしまいました。最近、沖縄にもラーメン店や讃岐うどん店が増えているようですが、沖縄の麺類といえば、なんといっても沖縄そばです。高橋相談役は昔は沖縄そばが嫌いでしたが、加齢とともに好きになったとか。
みんな元気です!(安否確認コーナー)
営業スタッフのみなさんと
冠婚スタッフのみなさんと
葬祭スタッフのみなさんと
管理スタッフのみなさんと
日頃はなかなか話せない社員との絶好のコミュニケーションの機会です。
わたしも、多くの社員との会話を楽しみました。
それにしても、わたしのブログをほとんどの社員が読んでいることに驚きました。
北九州から沖縄に来ている社員のみなさんとも久々に会いました。
紫雲閣メンバーの「PPAP」に爆笑!
中部営業所による「沖縄音頭」
マリエールオークパイン那覇一同による恋ダンス
恋ダンスのフィナーレ!
その後は、各部署の代表者の余興で大いに盛り上がりました。トップバッターは、紫雲閣事業部です。紫雲閣メンバーによるダンス「PPAP」で盛り上がりました。
続いて、営業推進部。中部営業所による踊り「沖縄音頭」(桃原あい子)が披露されました。
それから、マリエールオークパイン那覇です。星野源の「恋」を歌いました♪ わたしが本社の忘年会で歌った曲です。みんな、キレキレの恋ダンスも披露してくれました。
若さあふれるステージに、会場は熱気ムンムンになりました。
いずれも大いに盛り上がりました。さすがは、芸能王国の沖縄だけあります!
冒頭、黒木事業部長が太鼓を乱れ打ち!
「天下布礼」の幟が翻る!
沖縄のカチャ―シー隊とともに登場!
カチャ―シーを踊りながらステージへ!
ピコ太郎じゃないぜ!
最後は、社長であるわたしの番が来ました。
冒頭、黒木事業部長が高橋相談役ゆずりの太鼓の乱れ打ちを披露しました。
それから、「天下布礼」の幟、沖縄のカチャ―シー隊に続いて、わたしが背中に「祭」と書かれたロングガウンを着込んで入場しました。そして、カチャ―シーを踊りながらステージに上がりました。わたしは、ブログ「創立50周年記念祝賀会」で紹介した昨年11月18日の祝宴と同じく、北島三郎の「まつり」を歌いました♪
野郎ども、用意はいいか?!
イントロの口上で、つかみはOK牧場!
マイクを取ったわたしが「琉球の心、自然を愛す。琉球の心、平和を愛す。そして、琉球の心、祭りを愛す」と言うと、津波のような歓声が起こりました。
それから、イントロの部分で、「年がら年じゅう、お祭り騒ぎ。初宮祝に七五三、成人式に結婚式、長寿祝に葬儀を経て法事法要・・・人生は祭りの連続でございます。冠婚葬祭のサンレーが50周年を迎えたよ。さらに正月来たとあっちゃ、めでたいなあ〜。今日は祭りだ! 祭りだ!」と言うと、早くも会場が熱狂の坩堝と化しました。よし、つかみはOK牧場!
男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪
チョー盛り上がりました!
ステージから降りました
ステージに戻りました
わたしが「男は〜ま〜つ〜り〜を〜♪」と歌い始めると、「祭」と書かれたブルーの法被を着た男たちが続々と登場しました。みんなで歌い、踊り、大いに盛り上がりました。
営業員さんから花をプレゼントされました
魂を込めて歌いました♪
これがサンレー沖縄の祭り〜だ〜よ〜♪
華麗なるフィナーレ!!
最後の「これが日本の祭り〜だ〜よ〜♪」の歌詞を「これがサンレー沖縄の祭り〜だ〜よ〜♪」に替えて歌い上げると、興奮が最高潮に達しました。まさに「狂乱のカーニバル」といった感じでしたが、割れんばかりの盛大な拍手が起こり、感激しました。
歌い終わったわたしは、再びカチャ―シー隊とともに、踊りながら退場しました。途中、多くの営業員さんたちがスマホで撮影し、ハイタッチや握手を求めてきました。
抽選会のようす
社長賞の当選者と
佐久間会長と会長賞当選者
カラオケ&余興大会の後は、恒例の豪華賞品が当たる「お年玉抽選会」です。
賞品が当たるたびに大きな歓声が巻き起こりました。社長賞を引いたわたしは、高田延彦のマネをして「当たった者は出てこいや〜!」と海老反りになって叫びました(笑)。
社長賞や会長賞が当たった方は本当に嬉しそうでした。まことに、おめでとうございます!
中締めをする黒木事業部長
最後は、「末広がりの五本締め」で
最後は、沖縄本部の黒木昭一事業部長によるサンレー名物の「末広がりの五本締め」で宴を閉じました。沖縄のみなさん、今日はとても楽しかったですね。
今年も、「有縁社会の再生」という世直しのために共に頑張りましょう!
会長とともに退場しました
祝賀会の終了後、わたしは待たせてあった車に乗り込み、那覇空港へと向かいました。
那覇空港に着いたわたしは、14時15分発のANA468便に乗り込みました。
行き先は東京です。夕方から、監査役を務める互助会保証株式会社の新社屋完成披露パーティーに参加します。明日は全互協の理事会&新年賀詞交歓会、明後日は全互連の理事会&新年賀詞交歓会です。超ハードな毎日ですが、なんくるないさー! 「天下布礼」のために頑張ります!
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2017年1月17日 佐久間庸和拝
[業界だより]「COMS虎ノ門」完成!
17日、沖縄から東京に入りました。夕方、西新橋1丁目にある「COMS虎ノ門」ビルの竣工披露祝賀会に遅れて参加しました。「COMS虎ノ門」は、一般社団法人 全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)、互助会保証株式会社(GHK)、冠婚葬祭総合研究所(CORI)といった互助会業界の重要組織が入居するビルです。
完成した「COMS虎ノ門」
夜の「COMS虎ノ門」
「COMS虎ノ門」の入口で
竣工祝賀会のようす
ちなみに、わたしは全互協の理事(九州ブロック長)、GHKの監査役、CORIの客員研究員を務めています。ここに来る機会がたくさんあります。COMSとは冠婚葬祭互助会の英語名(Ceremonial Occasion Mutual Aid Society)の頭文字です。
夜の屋上ガーデン
屋上ガーデンにて
11階建てのビルで、最上階にはミニ・ガーデンがあります。
外に出てみると、虎ノ門ヒルズや東京タワーがよく見えました。
よく晴れた日の昼に、ここでランチを食べたら気持ちがいいでしょうね。
4Fにある図書室
冠婚葬祭関係の本がズラリ・・・
『儀式論』(弘文堂)もありました!
PCやコーヒー・マシンも完備
図書室にて
また、4階には図書室が設けられており、冠婚葬祭に関するありとあらゆる図書や資料が並べられています。わたしの著書もたくさん置かれていて、感激しました。
パソコンやコーヒー・マシンも完備され、至れり尽くせりです。
「COMS虎ノ門」が日本の儀式文化を大きく発展させる予感がします。
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2017年1月18日 佐久間庸和拝
[業界だより]全互協新年行事
東京に来ています。東京は寒いです。沖縄との温度差があり過ぎて、風邪を引いてしまいました。18日、わたしは四ッ谷から総武線に乗って亀戸に向かいました。亀戸の結婚式場「アンフェリシオン」で、13時から全互協の理事会が開催され、それに参加するためです。
理事会は約2時間にわたって行われ、さまざまな問題が話し合われました。
会場の「アンフェリシオン」の入口
13時から理事会が開催されました
15時15分からは「新春特別講演会」が開催されました。
講演タイトルは「超高齢社会への対応―生涯現役社会の構築を目指してー」で、講師は経済産業省ヘルスケア産業課の江崎課長でした。冒頭に、「誰を幸せにするための介護なのか?」「何のために健康になる必要があるのか?」といった哲学的というか根源的な問いから語られ、非常に内容の濃い講演でした。
新春特別講演会が開催されました
江崎課長は、パワーポイントを使って、「高齢化の進展(平均寿命と高齢化率)」、「日本の人口構造(超高齢社会の意味)」、「社会保障給付費の推移」、「年齢別1人当たりの年間医療費」、「がん治療の効果(患者視点での評価)、「高齢者に対する抗がん剤のがん治療の効果検証」、「主な死因別に見た死亡率の年次推移」、「医療診療費の傷病別内訳」、「重症化のパターン」、「未受診者をターゲットにした予防対策の必要性」、「要介護認定者の認知症割合と、認知症の社会的費用」、「高齢者の健康状態と活動の状況」、「平均寿命と健康寿命」、「自立度の変化パターン」、「高齢化の社会的コストに関する視点」、「医療分野における社会的ニーズと政策の方向性」、「目指すべき姿〜予防・健康管理への重点化〜」、「政策の方向性〜『生涯現役社会』の構築」、「『生涯現役社会』の構築に向けた課題」、「『生涯現役社会』の構築に向けた現状と今後」、「超高齢化社会への対応:政策の全体像」、「ハイブリッド型社会の構築」、「『生涯現役社会』を実現する経済社会システム」などのテーマで、図やグラフも交えながら、わかりやすく話して下さいました。
豊富なデータを使って説明して下さいました
江崎課長の講演を拝聴して、「高齢社会」の定義を初めて知りました。
総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といいます。 世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」という。 日本がはじめて「高齢化社会」となったのは1970年です。ちなみに現在の日本の高齢化率は約26%ですから、「ウルトラ超高齢社会」と呼べるかもしれませんね。
新春特別講演会のようす
また、江崎課長は何度も日本のことを「この国」と言われました。
それを聴いて、わたしはブログ「シン・ゴジラ」で紹介した映画を連想しました。
官僚の方というのは、あの映画のように「この国」という表現を本当によく使われるのですね。江崎課長、今日は大変勉強になりました。素晴らしい御講演をありがとうございました。
冠婚葬祭関連業界の展示コーナー
国際経営コーナー
「アンフェリシオン」の3階では、冠婚葬祭の関連業界の展示コーナーが設置されていました。
ギフト用品の名門企業である国際経営さんのブースもあり、井上会長にお会いしました。国際経営さんといえば、一昨日、拙著『儀式論』(弘文堂)を2冊ご注文いただき、ブログ「沖縄賀詞交歓会」で紹介したサンレー沖縄の新年行事で井上社長に御礼を申し上げたばかりでした。ところが、今日お会いした井上会長は「1ケタ間違っていました。20冊欲しいのですが・・・・・・」と言われ、ビックリ! 井上会長は「業界を、いや日本を救う素晴らしい名著です。ぜひ、うちの幹部には全員読ませたいと思います」とも言って下さいました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
新年賀詞交歓会のようす
そして、17時からは4階のバンケット「シエロ」で新年賀詞交歓会が開催される予定でしたが、総武線で人身事故が発生した関係で時間を遅らせて開宴されました。今年も、多くの国会議員の先生方が駆けつけて下さいました。冠婚葬祭互助会が日本人の「こころ」を守っていることを先生方もよく理解していただいているようです。ありがたいことです。
明日は、わたしが会長を務める全互連の正副会長会議、理事会、新春講演会、賀詞交歓会が行われます。場所は今日と同じ「アンフェリシオン」です。
*よろしければ、「一条真也の新ハートフル・ブログ」もどうぞ。
2017年1月18日 佐久間庸和拝
[業界だより]全互協新年行事
東京に来ています。東京は寒いです。沖縄との温度差があり過ぎて、風邪を引いてしまいました。18日、わたしは四ッ谷から総武線に乗って亀戸に向かいました。亀戸の結婚式場「アンフェリシオン」で、13時から全互協の理事会が開催され、それに参加するためです。
理事会は約2時間にわたって行われ、さまざまな問題が話し合われました。
会場の「アンフェリシオン」の入口
13時から理事会が開催されました
15時15分からは「新春特別講演会」が開催されました。
講演タイトルは「超高齢社会への対応―生涯現役社会の構築を目指してー」で、講師は経済産業省ヘルスケア産業課の江崎課長でした。冒頭に、「誰を幸せにするための介護なのか?」「何のために健康になる必要があるのか?」といった哲学的というか根源的な問いから語られ、非常に内容の濃い講演でした。
新春特別講演会が開催されました
江崎課長は、パワーポイントを使って、「高齢化の進展(平均寿命と高齢化率)」、「日本の人口構造(超高齢社会の意味)」、「社会保障給付費の推移」、「年齢別1人当たりの年間医療費」、「がん治療の効果(患者視点での評価)、「高齢者に対する抗がん剤のがん治療の効果検証」、「主な死因別に見た死亡率の年次推移」、「医療診療費の傷病別内訳」、「重症化のパターン」、「未受診者をターゲットにした予防対策の必要性」、「要介護認定者の認知症割合と、認知症の社会的費用」、「高齢者の健康状態と活動の状況」、「平均寿命と健康寿命」、「自立度の変化パターン」、「高齢化の社会的コストに関する視点」、「医療分野における社会的ニーズと政策の方向性」、「目指すべき姿〜予防・健康管理への重点化〜」、「政策の方向性〜『生涯現役社会』の構築」、「『生涯現役社会』の構築に向けた課題」、「『生涯現役社会』の構築に向けた現状と今後」、「超高齢化社会への対応:政策の全体像」、「ハイブリッド型社会の構築」、「『生涯現役社会』を実現する経済社会システム」などのテーマで、図やグラフも交えながら、わかりやすく話して下さいました。
豊富なデータを使って説明して下さいました
江崎課長の講演を拝聴して、「高齢社会」の定義を初めて知りました。
総人口に対して65歳以上の高齢者人口が占める割合を高齢化率といいます。 世界保健機構(WHO)や国連の定義によると、高齢化率が7%を超えた社会を「高齢化社会」、14%を超えた社会を「高齢社会」、21%を超えた社会を「超高齢社会」という。 日本がはじめて「高齢化社会」となったのは1970年です。ちなみに現在の日本の高齢化率は約26%ですから、「ウルトラ超高齢社会」と呼べるかもしれませんね。
新春特別講演会のようす
また、江崎課長は何度も日本のことを「この国」と言われました。
それを聴いて、わたしはブログ「シン・ゴジラ」で紹介した映画を連想しました。
官僚の方というのは、あの映画のように「この国」という表現を本当によく使われるのですね。江崎課長、今日は大変勉強になりました。素晴らしい御講演をありがとうございました。
冠婚葬祭関連業界の展示コーナー
国際経営コーナー
「アンフェリシオン」の3階では、冠婚葬祭の関連業界の展示コーナーが設置されていました。
ギフト用品の名門企業である国際経営さんのブースもあり、井上会長にお会いしました。国際経営さんといえば、一昨日、拙著『儀式論』(弘文堂)を2冊ご注文いただき、ブログ「沖縄賀詞交歓会」で紹介したサンレー沖縄の新年行事で井上社長に御礼を申し上げたばかりでした。ところが、今日お会いした井上会長は「1ケタ間違っていました。20冊欲しいのですが・・・・・・」と言われ、ビックリ! 井上会長は「業界を、いや日本を救う素晴らしい名著です。ぜひ、うちの幹部には全員読ませたいと思います」とも言って下さいました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。
新年賀詞交歓会のようす
そして、17時からは4階のバンケット「シエロ」で新年賀詞交歓会が開催される予定でしたが、総武線で人身事故が発生した関係で時間を遅らせて開宴されました。今年も、多くの国会議員の先生方が駆けつけて下さいました。冠婚葬祭互助会が日本人の「こころ」を守っていることを先生方もよく理解していただいているようです。ありがたいことです。
明日は、わたしが会長を務める全互連の正副会長会議、理事会、新春講演会、賀詞交歓会が行われます。場所は今日と同じ「アンフェリシオン」です。
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2017年1月19日 佐久間庸和拝
[業界だより]全互連新年行事
東京に来ています。ブログ「焼肉を食べながら、SMAPについて考えた」で紹介したように、18日の夜、六本木で焼肉を食べました。そのせいか、風邪が良くなったように思います。19日、わたしは前日に引き続いて亀戸へ向かいました。会長を務める全国冠婚葬祭互助会連盟(全互連)の新年行事が結婚式場「アンフェリシオン」で開催されるからです。
アンフェリシオンの入口
全互連新年行事のスケジュール
まずは13時から正副会長会議、14時から理事会が開かれました。
理事会冒頭の会長挨拶では、ブログ「有終の美を飾らないということ」、ブログ「北九州市成人式」の内容などについて話しました。
理事会終了後、15時15分からは「経営者経営研究会」が開催されました。
講師はNPO法人ベースボールスピリッツ理事長の奥村幸治氏で、テーマは「プロ野球チームにみる強い組織の作り方〜職場で活かすチームワークとマネジメント〜」です。奥村氏はオリックスブルーウエーブ、阪神タイガース、西武ライオンズなどで打撃投手を務められた方で、イチロー選手が210安打の大記録を達成したときのバッティング・ピッチャーでした。
経営者研究会のようす
奥村氏のお話は興味深い内容でしたが、イチロー選手や「マー君」こと田中将大投手のエピソードよく出てきました。それを聴いて、わたしは
ブログ「ヤンキース観戦」で紹介した試合を思い出しました。2014年9月、わたしは全互連の仲間たちと一緒にニューヨーク視察に行きましたが、21日の日曜日にヤンキースタジアムを訪れました。その日、右肘じん帯の部分断裂で故障者リスト(DL)入りしていた「マー君」ことがブルージェイズ戦で75日ぶりに復帰登板し、イチロー選手も2本のヒットを放ったのです。
素晴らしい講演をされた奥村氏
イチロー選手がヒットを打ったときは試合後に階段を上るとき必ず右足から上り、下りるときは必ず左足から下りる習慣があるというのも非常に興味深い話でした。
それを聴いてわたしは、その習慣はイチロー選手にとっての「ジンクス」というよりも「セレモニー」であると思いました。儀式には「かたち」によって「こころ」を安定させるという機能がありますが、まさにそれだと思いました。自分なりに編み出したマイ儀式によって、イチロー選手はメンタル・コントロールをしているのではないでしょうか?
奥村氏の講演では、イチロー選手の偉大すぎる逸話がたくさん披露されました。
数え切れないほどのイチローの偉業の中でも、わたしが最も感銘を受けたのは、毎晩のように晩酌しながら、イチローは必ずビール1杯、ワイン1杯で止めておいたという事実でした。
講演後の質問コーナーで、わたしは「イチローさんはあまりお酒が飲めないのでしょうか? それとも、飲もうと思えばいくらでも飲める、本当はお酒が好きなのに、あえて1杯で止めておいたということですか?」と質問しました。下らない質問でしたが、奥村氏の答えは後者でした。恐るべきイチロー選手の意志の力に驚嘆しました。わたしも、ぜひ見習いたい!(苦笑)
新年賀詞交換会のようす
冒頭に会長挨拶をしました
17時からは新年賀詞交歓会でした。冒頭、わたしが会長挨拶をしました。
登壇したわたしは、「新年明けましておめでとうございます。全互連会長の佐久間でございます。皆様方には、すがすがしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。本日は、ご多忙の中を、全国冠婚葬祭互助会連盟の新年賀詞交歓会に、多数のご臨席を賜りました。誠に有難うございます。また、日頃から経済産業省をはじめ互助会保証株式会社、全日本冠婚葬祭互助協会など関係機関の皆様方にはご指導を賜り、改めて厚く御礼申し上げます。年頭にあたりまして、一言ご挨拶を申し上げます」と述べました。
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願い申し上げます!
また、業界を取り巻くさまざまな問題に言及した後、「全互連加盟互助会の皆様におかれましては、業界発展のためにも『消費者ファースト』の対応をしっかりお願いいたします。会長としての任期中は、皆様方と一致団結してこの難局を乗り越え、業界発展のために努めてまいりたいと考えておりますので、皆様方におかれましては、今後ともご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。最後に、全互連加盟互助会各社の皆様方の益々のご発展と関係者各位のご健勝をお祈り申し上げ、わたしの新年の挨拶といたします。本日は誠にありがとうございました」と申し上げました。
ステーキが絶品でした
その後、互助会保証の藤島社長、全互協の井辺専務理事の来賓挨拶を頂戴し、新道前会長の音頭で乾杯しました。乾杯後は楽しい歓談の時間となりました。アンフェリシオンの美味しい料理も堪能しました。特に、ステーキが絶品でした。
登壇した全互連のヤング・リーダーたち
賀詞交歓会の途中で全互連のヤング・リーダー9人が登壇し、自己紹介を行いました。
いずれも素晴らしい青年ばかりで、わたしは「彼らがいれば、全互連はこの先、何十年も安泰だな」と思いました。未来に光があることほど幸せなことはありません!
中締めの挨拶をする山下副会長
最後は一本締めで・・・・・・
最後は山下副会長の中締めの挨拶があり、一本締めでフィナーレを迎えました。
そして、お開きの後、小泉相談役(日冠会長)の提案により、全員で記念撮影しました。
全互連は、冠婚葬祭互助会業界の保守本流であります。今年は6月に、互助会発祥の地である横須賀で総会を開催しますが、「縁」や「絆」の重要性が叫ばれている今こそ、地域社会に深く根差した全互連各社の役割は大きいと思います。素晴らしい仲間たちのいるわたしは本当に幸せです!
集合写真を撮影しました
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2017年1月19日 佐久間庸和拝
[ロータリー]「てんびんの詩」
20日の午後、東京からスターフライヤーに乗って北九州に戻りました。
雪雲の中を通過するフライトでけっこう揺れましたが、無事に到着して良かったです。
なにしろ悪天候のために北九州空港に到着できない場合は福岡空港へ向かうか、最悪の場合は羽田空港に引き返すという条件付き飛行だったのです。ハラハラドキドキしました。
クラブ・フォーラムの会場にて
クラブ・フォーラムのようす
北九州空港に着いたわたしは、迎えの車に乗って、サンレー本社へ・・・。
27日の北九州賀詞交歓会、28日の「古事記」北九州公演、および「古事記」トークショーの打ち合わせなどをしました。それから18時過ぎにリーガロイヤルホテル小倉に向かいました。18時30分から開かれる小倉ロータリークラブのクラブ・フォーラムに参加するためです。
司会を務めた合馬会員
二村ソングリーダーの雄姿
司会は合馬会員で、ソングリーダーは二村会員でした。
わたしは、このお二人の顔を見ると、いつも癒されます。
この日も、ハードな出張ラッシュの疲れが吹っ飛ぶようでした。
「てんびんの詩 第一部(原点編)」を上映しました
この日のクラブ・フォーラムでは「てんびんの詩 第一部(原点編)」という90分のDVDを上映して、鑑賞後に各テーブルで意見を述べ合い、発表するというものでした。
わたしは、ロータリークラブに入会して初めて映画らしきものを鑑賞しました。
「てんびんの詩 第一部(原点編)」は、近江商人の子育てを描いており、1984年に製作されました。滋賀県ブルーレイク賞および京都新聞文化賞を受賞しています。小学校の卒業祝いに父から贈られたのは鍋蓋でした。父は「売ってこい。それができなければ、店を継がせることはできない」と息子に言い放つのでした。タイトルにある「てんびん」とは、売り手の心と買い手の心のバランスを意味します。
DVD上映のようす
公式HPによれば、「てんびんの詩 第一部(原点編)」の「ストーリー」は以下の通りです。
「その日、主人公・近藤大作は小学校を卒業した。近江の大きな商家に生まれた彼は、何不自由なく育ち、今日の日を迎えていた。そんな彼に、父は祝いの言葉と共に一つの小さな包みを手渡す。中には鍋の蓋が入っていた。彼には意味がわからない。だが、その何の変哲もない鍋蓋が大作の将来を決めることになる。父はそれを売ってこいというのだ。売ってこなければ、跡継ぎにはできないという。しかたなく、大作は鍋蓋を売りに歩く。まず店に出入りする人々に押し売りのようにしてすすめる。だが、そんな商いがうまくいくはずもない。道ゆく人に突然声をかけても、まったく見向きもされない。親を恨み、買わない人々を憎む大作。父が茶断ちをし、母が心で泣き、見守る人々が彼よりもつらい思いをしていることを彼は知らない。その旅は、近江商人の商いの魂を模索する旅だったのだ。
行商人のようにもみ手をし卑屈な商いをしても、乞食をまねて泣き落としをしても、誰も彼の鍋蓋を買うものはいない。いつしか大作の目には涙があふれていた。そんなある日、農家の井戸の洗い場に浮かんでいる鍋をぼんやりと見つめながら、疲れ切った頭で彼は考える。〈鍋蓋がなくなったら困るやろな。困ったら買うてくれるかもしれん〉。しかし、次の瞬間には〈この鍋蓋も誰かが難儀して売ったものかもしれん〉。無意識のうちに彼は鍋蓋を手に取り洗いはじめていた。不審に思った女は尋ねる、なぜ、そんなことをしているのかと。
大作は、その場に手をついて謝る。『堪忍して下さい。わし悪いやつです。売れんかったんやないんです。物を売る気持ちもできてなかったんです』女は彼の涙をぬぐいながら、その鍋蓋を売ってくれというのだった」
最後に講評をする伊与田会長
この映画、掃除で有名な鍵山秀三郎氏が製作プロデュースをしています。
いわゆる近江商人の「三方よし」を教育する営業マンの研修教材という感じで、すでにそれぞれの職業を通じて社会奉仕をされているロータリアンのみなさんが観るには幼稚な印象がありました。時代的制約もあるのでしょうが、結果として内容が根性論になっており、現在では「ブラック企業」の理論武装に使われかねないという感じがしました。
上映中、神社の神主さんとお寺の僧侶が何度も中座していましたが、ビジネスマン以外のメンバーには違和感があったように思います。
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2017年1月21日 佐久間庸和拝
[お知らせ]中津振袖の祭典
早いもので、1月もすでに後半に入りましたね。
JR中津駅の横にあるヴィラルーチェ中津からのお知らせです。
1月28日(土)・29日(日)・30日(月)、「振袖の祭典」を開催いたします。
◇ヴィラルーチェ中津「2017振袖の祭典」
【開催日】1月28日(土)・29日(日)・30日(月)
【時 間】10:00〜18:00 ※入場無料・予約制
【対 象】平成9年4月2日〜平成10年4月1日の間にお生まれの方
平成30年に成人式を迎える皆様に、ヴィラルーチェ中津では中村理沙・藤田ニコル他、成人式を彩る人気のブランド振袖から最新ラインナップの振袖を多数展示!!
成人式で振袖をご利用頂いたお客様には、うれしい3大特典も付いております!!!
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≪ご予約・お問い合わせ≫
ヴィラルーチェ中津
住 所:大分県中津市東本町1(JR中津駅前)
TEL:0979−23−1122
http://villaluce-nakatsu.com
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2017年1月22日 佐久間庸和拝