サンレー創立50周年記念旅行の2班も、最終日を迎えました。
観光組は午前8時半に台北市内のアンバサダーホテルを出発。ブログ「忠烈祠」、およびブログ「故宮博物院」で紹介した施設を見学しました。今日も雨で、2班は本当に気の毒でした。
昼食会場で記念撮影(その1)
昼食会場で記念撮影(その2)
昼食会場で記念撮影(その3)
昼食会場で記念撮影(その4)
昼食会場で記念撮影(その5)
昼食会場で記念撮影(その6)
昼食会場で記念撮影(その7)
昼食会場で記念撮影(その8)
昼食会場で記念撮影(その9)
昼食会場で記念撮影(その10)
昼食会場で記念撮影(その11)
昼食会場で記念撮影(その12)
昼食会場で記念撮影(その13)
わたしは、すでに先週それらの場所を訪れていましたので、ホテルで書き物をしていました。そして、11時にホテルをチェックアウトして、昼食会場へと向かいました。わたしがレストランに到着すると、北陸勢が食事をしているところでした。せっかくなのでみなさんと記念撮影していたら、遅れて北九州勢が到着しました。結局、全部で13卓あるテーブルのすべてのみなさんと記念撮影しました。良い思い出になりました。
カンパ〜イ!
小龍包いただきます!
あ、熱いですっ!!
フーフーしてから、いただきます!
何度食べても美味しいね!
またしても山盛りのチャーハンが・・・
みんなで頑張って食べました
みんなで力を合わせて完食しました!
ランチは、台湾名物の飲茶です。特に、アツアツの小龍包が絶品でした。先週も同じものを食べたのに、まったく飽きません。台湾料理の味は日本人向きなのでしょう。たぶん。
今回も山盛りのチャーハンが出てきましたが、昨夜に続いて川俣・黒木の女子2人と新戦力の園田課長が加わって、見事に完食しました。空の皿を見るのは気持ちが良いものです。
台北空港にて。ガイドの陳さん、ありがとう!
台北空港にて。JTBの2人もお疲れ様でした!
昼食後、観光組はショッピング、それからブログ「孔子廟」で紹介した施設を訪れました。
わたしはホテルに戻り、レイトチェックアウトの部屋で一仕事し、それから台北空港に向かいました。そして、17時55分発のキャセイパシフィック(CX)510便で帰国の途へ。
機中でブログ「ラ・ラ・ランド」で紹介した映画を特集した雑誌を読んでいたら、ちょうどVIDEOプログラムの中に同作品が入っていました。そこで久々に機中で読書はしないで、「ラ・ラ・ランド」を再度観賞しました。細かい部分をチェックしながら、感動を新たにしました。
機中で「ラ・ラ・ランド」を観ました
福岡空港へは21時15分に到着しました。みなさん、お疲れ様でした!
明日は、3月11日です。東日本大震災から6年目を迎えます。
あの未曾有の大災害の後、世界中から義捐金が届きましたが、台湾からの義援金総額が「世界最高額」でした。日本が大震災で本当に困っているとき、周辺諸国は何をしたか。尖閣諸島や竹島という日本の領土を露骨に狙ってきました。隣国といっても油断のならない連中ばかりですが、台湾のみが純粋な親愛の情を日本国民に届けてくれました。
日本人は、台湾の人々が示してくれた「まごころ」を決して忘れてはなりません。
わが社の50周年記念にみんなで「美しき礼の島」を訪れることができて、本当に良かった。
ぜひ、また、近いうちに台湾に行きたいです!
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2017年3月10日 佐久間庸和拝
[お知らせ]さらば台湾!
[お知らせ]金沢ブライダルイベント
マリエールオークパイン金沢からのお知らせです。
3月のブライダルイベント情報を一挙に公開いたします。日頃のご愛顧に感謝を込めて、マリエールウェディングのすべてがわかる楽しすぎるイベントです!
◇マリエールオークパイン金沢
3月ブライダルイベント情報
サンレーグループはおかげさまで50周年!
感謝を込めたスペシャルプランを多数ご用意!
■50周年記念フェア 特典付!豪華試食&模擬披露宴
※要予約 各10組
【開催日】3月12日(日)
【時 間】1部 11:00〜
2部 15:00〜
【内 容】□チャペル見学・神殿見学 □見積り相談&会場見学会
□模擬披露宴&演出体験会 □黒毛和牛試食体験(要予約)
□最新ドレスコレクション見学 etc・・・
■試食付&試着まで! 新作ドレス試着フェア!
※要予約 各5組
【開催日】3月26日(日)
【時 間】1部 10:00〜
2部 12:00〜
3部 14:00〜
4部 16:00〜
【内 容】あこがれのドレスを実際に試着できる人気のイベント!
こだわりの試食体験もできるから、デート気分で気軽に体験!
□試着体験会 □演出体験 □黒毛和牛試食会(要予約)
□チャペル見学・神殿見学 □会場見学会 □見積相談会
◆サンレー会員様へ感謝を込めて大感謝プラン!50周年記念
おかげさまでサンレーグループは創立50周年を迎えました。たくさんのお客様に支えられてきた感謝の気持ちをマリエールオークパイン金沢ではウエディングプランに込めてご提供いたします。50周年だからこそできる充実した内容と価格が詰まった特別プランを、ぜひこの機会にご利用ください!
40名様80万円(税別) お一人様追加15,350円(税別)
【プラン内容】□挙式 □料理 □フリードリンク50種類 □新郎新婦控室
□親族控室 □会場費 □音響証明 □ケーキカット □写真
□介添料 □招待状 □席次表 □メイン生花 □ゲスト生花etc・・・
※40名様以上の挙式披露宴・衣裳をご利用の方限定。他プランとの併用はできません。
わたしたちがご案内いたします!
≪ご予約・お問い合わせ≫
マリエールオークパイン金沢
石川県金沢市北安江3−1−44
TEL:076−223−3000
http://marier-oakpine.com
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2017年3月11日 佐久間庸和拝
[キーワード]儀式なくして人生なし
わたしは、これまで多くの言葉を世に送り出してきました。
この際もう一度おさらいして、その意味を定義したいと思います。
今回は、「儀式なくして人生なし」という言葉を取り上げることにします。
昨日、3月11日は、東日本大震災から6周年目の日でした。
あの未曾有の大災害は、「無縁社会」および「葬式は、要らない」といった風潮を変えました。
大津波の発生後、しばらく遺体は発見されず、多くの行方不明者がいました。火葬場も壊れて通常の葬儀をあげることができず、現地では土葬が行われました。海の近くにあった墓も津波の濁流に流されました。葬儀ができない、遺体がない、墓がない、遺品がない、そして、気持ちのやり場がない・・・・・・まさに「ない、ない」尽くしの状況は、6年前の災害のダメージがいかに甚大であり、かろうじて助かった被災者の方々の心にも大きなダメージが残されたことを示していました。現地では毎日、「人間の尊厳」が問われました。亡くなられた犠牲者の尊厳と、生き残った被災者の尊厳がともに問われ続けたのです。あのとき、葬儀という営みが「人間の尊厳」に直結していることを再認識しました。まさに、大地震は「無縁社会」を崩壊させ、大津波は「葬式は、要らない」という妄言を流し去ったのです。

- 作者: 一条真也
- 出版社/メーカー: 弘文堂
- 発売日: 2016/11/08
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昨年、わたしは『儀式論』(弘文堂)を上梓しました。合計600ページで函入りの大著です。結婚式にしろ、葬儀にしろ、儀式の意味というものが軽くなっていく現代日本において、かなりの悲壮感をもって書きました。儀式は、地域や民族や国家や宗教を超えて、あらゆる人類が、あらゆる時代において行ってきた文化です。しかし、いま、日本では冠婚葬祭を中心に儀式が軽んじられています。そして、日本という国がドロドロに溶けだしている感があります。

- 作者: 金谷治
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四書五経の『大学』には八条目という思想があります。
「格物 致知 誠意 正心 修身 斉家 治国 平天下」ですが、自己を修めて人として自立した者同士が結婚し、子供を授かり家庭を築きます。国が治まり世界が平和になるかどうかは、「人生を修める」という姿勢にかかっているのです。

- 作者: 金谷治訳注
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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かつての日本は、孔子の説いた「礼」を重んじる国でした。しかし、いまの日本人は「礼」を忘れつつあるばかりか、人間の尊厳や栄辱の何たるかも忘れているように思えてなりません。それは、戦後の日本人が「修業」「修養」「修身」「修学」という言葉で象徴される「修める」という覚悟を忘れてしまったからではないでしょうか。
自由気ままに結婚し、子育てもいい加減にやり過ごした挙句、「価値観」の相違を理由に離婚してしまう。そんな日本人が増えているように思えてなりません。

- 作者: 一条真也
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日本人は、結婚式も挙げなくなっています。
「みんなのウェディング」の「ナシ婚」に関する調査2015(有効回答数316)によれば、14年の婚姻件数64万9千組に対し、結婚式件数35万組というデータから、入籍者のおよそ半数が結婚式をしていないことを予想しています。これは、冠婚葬祭に代表される儀式の意味を子どもに教えることが出来なかった結果でしょう。「この親」にして「この子」ありとでも言えばいいでしょうか。「荒れる成人式」が社会問題となって久しいです。毎年のように検挙される「若者ならぬ馬鹿者」が後を絶ちません。成人式で「あれこれやらかす輩」が登場するのは90年代半ば以降、いまの40歳以降の世代です。

- 作者: 一条真也
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結婚式も挙げず、常軌を逸した成人たちを持つ親たちを最後に待っているのは何か。それは、「直葬」という名の遺体焼却です。
いまや、葬儀さえもがインターネットで手軽に依頼できるという時代となりました。家族以外の参列を拒否する「家族葬」という葬儀形態がかなり普及しています。
この状況から、日本人のモラル・バリアは既に葬儀にはなくなりつつあることは言を待ちません。家族葬であっても宗教者が不在の無宗教が増加しています。
また、通夜も告別式も行わずに火葬場に直行する「直葬」も都市部を中心に広がっています。さらには、遺骨を火葬場に捨ててくる「0葬」といったものまで登場しました。
しかしながら、「直葬」や「0葬」がいかに危険な思想を孕んでいるかを知らなければなりません。葬儀を行わずに遺体を焼却するという行為は最も「人間尊重」に反します。

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とはいえ、日本人の儀式軽視は加速する一方です。「儀式ほど大切なものはない」と確信しているわたしですが、あえて儀式必要論という立場ではなく、「儀式など本当はなくてもいいのではないか」という疑問を抱きながら、儀式について考えようと思い、その立場で『儀式論』を書き進めました。その結果、やはり、わたしは儀式の重要性を改めて思い知ったのです。
わたしは、人間は神話と儀式を必要としていると考えます。
社会と人生が合理性のみになったら、人間の心は悲鳴を上げてしまうでしょう。
結婚式も葬儀も、人類の普遍的文化です。多くの人間が経験する結婚という慶事には結婚式、すべての人間に訪れる死亡という弔事には葬儀という儀式によって、喜怒哀楽の感情を周囲の人々と分かち合います。このような習慣は、人種・民族・宗教を超えて、太古から現在に至るまで行われているのです。すごいことですね。

- 作者: エミルデュルケム,´Emile Durkheim,古野清人
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- 作者: エミルデュルケム,´Emile Durkheim,古野清人
- 出版社/メーカー: 岩波書店
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社会学者エミール・デュルケムは、ブログ『宗教生活の原初形態』で紹介した本の中で「さまざまな時限を区分して、初めて時間なるものを考察してみることができる」と述べています。これにならい、「儀式を行うことによって、人間は初めて人生を認識できる」と言えないでしょうか。
儀式とは世界における時間の初期設定であり、時間に区切ることです。それは時間を肯定することであり、ひいては人生を肯定することなのです。さまざまな儀式がなければ、人間は時間も人生も認識することはできません。まさに、「儀式なくして人生なし」です。
儀式とは人類の行為の中で最古のものであり、哲学者ウィトゲンシュタインは「人間は儀式的動物である」との言葉を残しています。わたしは、儀式を行うことは人類の本能ではないかと考えます。本能であるならば、人類は未来永劫にわたって結婚式や葬儀を行うことでしょう。
ポロシャツの背には英文とQRコードが・・・
ブログ「50周年記念旅行祝賀会 in 台湾」で紹介した行事では、わたしはブログ「『天下布礼日記』BLOGシャツ完成!」で紹介したオリジナル・ポロシャツを着て、北島三郎の「まつり」を歌いました。このポロシャツの背面には「NO CEREMONY NO LIFE」と英文でプリントされています。もちろん、「儀式なくして人生なし」という意味であります。
NO CEREMONY NO LIFE!
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2017年3月12日 佐久間庸和拝
[人生の四季]梅の花に平和を想う
13日、「サンデー毎日」2017年3月26日号が発売されました。
表紙は、東大の安田講堂です。いよいよ大学の合格発表の時期ですね。
わたしは同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第72回目のタイトルは、「梅の花に平和を想う」です。
「サンデー毎日」2017年3月26日号
梅のシーズン到来。太宰府天満宮や北野天満宮をはじめ、各地の梅の名所には多くの観光客が訪れています。梅の花を見ると、わたしはいつも『論語』を連想します。わたしは、日本・中国・韓国をはじめとした東アジア諸国の人々の心には孔子の「礼」の精神が流れていると信じています。
ところが、いま、日中韓の国際関係は良くないです。というか、最悪です。三国の国民は究極の平和思想としての「礼」を思い起こす必要があります。それには、お互いの違いだけでなく、共通点にも注目する必要があります。
そこで重要な役割を果たすのが梅の花です。日中韓の人々はいずれも梅の花を愛します。日本では桜、韓国ではむくげ、中国では牡丹が国花または最も人気のある花ですが、日中韓で共通して尊ばれる花こそ梅なのです。この意味は大きいと思います。それぞれの国花というナンバー1に注目するだけでなく、梅というナンバー2に着目してみてはどうでしょうか。そこから東アジアの平和の糸口が見えないものかと思います。
梅は寒い冬の日にいち早く香りの高い清楚な花を咲かせます。
哲学者の梅原猛氏によれば、梅とは、まさに気高い人間の象徴であるといいます。
日本人も中国人も韓国人も、いたずらにいがみ合わず、偏見を持たず、梅のように気高い人間を目指すべきではないでしょうか。各地の梅の名所は、海外からの観光客の姿が目立ちます。わたしは、戦争根絶のためには、ヒューマニズムに訴えるだけでなく、人類社会に「戦争をすれば損をする」というシステムを浸透させるべきであると考えます。
損得勘定で動くのは経済ですが、「戦争をすれば貧しくなる」を進めて「戦争をしなければ豊かになる」という方向に持っていくことが必要でしょう。そこで「戦争」の反対概念になるのが「観光」です。もともと「戦争」とは相手国を滅ぼそうという営みであり、「観光」とは相手国の素晴らしさ(光)を観ようという営みです。まさに正反対なのです。
「サンデー毎日」2017年3月26日号
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2017年3月13日 佐久間庸和拝
[私的なこと]ホワイトデー
3月14日は、ホワイトデーですね。
わたしは、東京に出張しなければなりません。
15日に全互協の理事会、16日に全互連の理事会が開催されるのです。
JR小倉駅前で
本当は明日の朝、スターフライヤーで行くつもりでした。しかし、台湾からの帰りの飛行機で航空中耳炎になってしまったので、新幹線での東京入りに変更しました。
のぞみ号でも、小倉―東京間は4時間45分かかります。
長いといえば長いですが、読書や執筆をするには適した時間です。
東京では、サウジアラビアの方々にお会いしたいですね!
今年のホワイトデーのお返しの品々
ホワイトデーは、バレンタインデーに女性からチョコレートなどをもらった男性が、そのお返しをする日とされています。フランスの社会学者マルセル・モースは、著書『贈与論』で、贈与を巡る義務として、贈り物を与える義務(提供の義務)、それを受ける義務(受容の義務)、お返しの義務(返礼の義務)の3つをあげました。日本においてバレンタインデーよりもホワイトデーのほうがスムーズに普及した背景には、「お返しの義務」があったように思います。物を贈ると「菓子」ならぬ「貸し」ができます。贈られたほうには「借り」ができます。日本男児としては、女子に借りがあってはならぬというわけです。

- 作者: マルセルモース,Marcel Mauss,吉田禎吾,江川純一
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/02
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ちなみに、わたしはバレンタインデーに大量のチョコを贈られました。
相手は、家族をはじめ、読者、社員、夜の飲食店の方々などです。お返しとして、今年はブランド物のタオルやハンカチなどを贈ります。馬鹿にならない出費です。本音を言えば、もう義理チョコはいらない気も・・・・・・。とはいえ、義理がすたれば、この世は闇ですね。(苦笑)
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2017年3月14日 佐久間庸和拝
[こころの一冊]『老人クラブ、カーネギーで歌う』
連載100回達成記念に、過去の「ハートフル・ブックス」をご紹介しています。
第46回目は、「サンデー新聞」2011年12月3日号に掲載されました。
わたしは、『老人クラブ、カーネギーで歌う』小島修著(岩波書店)を紹介しました。
「サンデー新聞」2011年12月3日号
わたしが社長を務める株式会社サンレーが創立50周年を迎えました。
創立45周年のときも、50周年のときも、「シルバーカラオケ大会」という周年記念イベントを行いました。各地で予選を行い、1000名を超える方々が参加、文字通り「北九州で一番歌がうまい」高齢者を決定するという内容でした。
その決勝大会は小倉の松柏園ホテルで開催され、わたしも立ち合わせていただきました。
好きな歌を歌われる時の高齢者の方々の幸せな顔が印象に残りました。「人は老いるほど豊かになる」はわが持論ですが、そこには歌の存在が欠かせないと思った次第です。
今回ご紹介する本は、まさに歌によって人生を豊かにした高齢者たちの実話です。
著者は、元新聞記者やフリーライターとして活躍した人です。大学時代から男声合唱団の委員長で、副指揮者として鳴らした人でもあります。その著者は、神奈川県川崎市の老人クラブの会長に就任し、合唱を始めます。 そのとき、「将来の夢は、カーネギーホールですね」という冗談を言うのですが、それが4年後に本当に実現してしまったという内容です。
もちろん、簡単に実現できるような夢ではありませんでした。
基礎からの歌と踊りの特訓、旅行社との値下げ交渉、地域と行政への支援要請などなど、本書にはさまざまな苦闘ぶりが描かれています。ひたむきに求めた「夢舞台」の感動的な体験は、さらに三世代交流へとつながります。開かれた明日の「シニアクラブ」像を提唱し、高齢者が幸せに生きることができる社会への提言でした。
著者は、老人クラブの会長として、会員たちを引き連れて渡米しました。
そして、あのカーネギーホールの舞台に立って歌ったのです。世界最高の音楽の殿堂で開かれた、著者たちのシニアクラブ・コーラスを主体とする日米音楽親善演奏会には2000人ものお客様がつめかけてくれました。その上、満員の聴衆から大声援が送られました。
この「カーネギーの奇跡」について、著者は述べています。
「それは、ひたむきに音楽を追い求め、彼の地の人々と心を通わせようとした者たちへの『天上からの贈り物』といっていいほどの現象であった。この感動的な夢舞台を通じて、私は音楽や踊りが国境とともに年齢を超え、人と人とをつなぐ、かけがえのないものであることを改めて全身に刻みつけた」
人は老いるほど豊かになる。そして、ひたむきな人には贈りものがあるのです。
本書は、前向きに生きる意欲が湧いてくる本です。

- 作者: 小島修,田邊順一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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2017年3月15日 佐久間庸和拝
[こころの一冊]『祖父が語る「こころざしの物語」』
連載100回達成記念に、過去の「ハートフル・ブックス」をご紹介しています。
第47回目は、「サンデー新聞」2012年1月14日号に掲載されました。
わたしは、『祖父が語る「こころざしの物語」』加地伸行著(講談社)を紹介しました。
「サンデー新聞」2012年1月14日号
わたしは『世界一わかりやすい「論語」の授業』(PHP文庫)という本を書きました。同書を書いた当時は、北陸大学の客員教授として、日本人や中国人を相手に「孔子研究」の授業を担当していました。日々、わたしは自分なりに『論語』を中心とした儒教の思想を学んでいますが、その最大の師が本書の著者である加地伸行氏です。わが国を代表する儒教学者であり、わたしの尊敬する方です。
本書は、大学教育通信教育を柱とするZ会の機関誌に「こころの物語」として連載された文章を集めたものです。75歳になった著者が、まるで自分の孫たちに語りかけるように、「人間の器を広げる人生の授業」を繰り広げています。
「はじめに」で、著者は自分の幼い孫を抱くと、自然と涙がにじんでくると述べます。小学生の孫たちと出会うときは、「よく来た、よく来た」と言いながら強く抱きしめるそうです。著者は、「高齢の私は、もう欲も得もなくなっている。私のこの生あるかぎり、次の世代の人たちに、私の想いを伝えたい、伝えておきたい、という気持ちだけである」と述べ、読者を自分の孫として、「こころざしの物語」を語ります。
では、何を語るのか。それは、「若いあなたの前にある人生のさまざまな道において、どの道を選ぶべきか、その助言をしたい」というのです。
あの東日本大震災がもたらした最大のものは、〈家族の絆〉の問題でした。そのためか、家族の絆、ひいては日本人の絆、人間の絆ということが語られるようになってきています。著者は、それはそれで正しいのだが、では家族の絆とは、いったい何なのか、ということについては、あまり語られておらず、無責任ではないかと述べます。
さらに、著者は「〈家族の絆〉が大切と言うのならば、その正体とは何かを語るべきである」として、「まず私が語ろう。私が〈家族の絆〉とは何かを語りつつ、それを通じて、人の在りかた、世への見かた、友との関わりかた・・・・・・について語ってゆきたい。祖父が孫に語るようにして」と述べます。
そして、著者は「利己主義は敵か味方か」「他者とは何か」「親とは何か」「儒教における家族」「友情について」「君子と小人と」「エリートとは何か」という七つのテーマを語りながら、〈家族の絆〉というものを鮮やかに浮き彫りにしていくのです。
高校生向けの内容ですが、大人であるわたしの心にも大いに響きました。

- 作者: 加地伸行
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/09/04
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2017年3月16日 佐久間庸和拝
[お知らせ]宇宙葬のTV紹介
東京に来ています。17日、スターフライヤーで北九州に帰ります。
まだ耳の調子が良くないので、飛行機に乗るのがちょっと不安です。
さて、16日の夕方、ブログ「TNCニュース取材」で紹介の番組が放送されました。「ももち浜ストア」という人気番組で、テーマは「宇宙葬」でした。
TNC「ももち浜ストア」より
ブログ「共同通信社取材」で紹介したように、昨年12月9日に、テーマは「宇宙葬」を中心に新しい「葬」のあり方について、共同通信社から取材を受けました。その記事は12月30日の全国の各紙朝刊に掲載されましたが、それを見たTNCの方から「ぜひ取材を」との連絡があったのです。わたしは、サンレー創立50周年記念の台湾旅行を間近に控えており、また次回作『人生の修め方』の再校もしなければならないので、多忙を理由にお断りしました。
TNC「ももち浜ストア」より
その後、テレビ西日本の報道局報道部の岸本貴博さんから以下のメールが届きました。
そこには、以下のような内容が書かれていました。
「今回、放送を予定している『宇宙葬』をテーマにしたリポートの狙いは、まだ一部の方々に限られているとはいえ、民間人でも宇宙との関わりを持てる時代に突入しはじめているということを伝えることにあります。その取材過程で、御社がこの分野への参入を目指していることを知り、取材依頼をお願いさせて頂く次第です」
TNC「ももち浜ストア」より
また、メールの最後には「私は、原爆投下を巡る長崎と小倉の関係についても強い関心を持ち、おととしドキュメンタリーも製作させていただきました。そのことについても、真摯な態度で向き合っていらっしゃる佐久間社長に敬意を表し、御礼を申し上げたいです。お忙しいところ、大変恐縮ですが、是非とも、取材の主旨をご理解いただきまして、ご協力を改めてお願いする次第です。よろしくお願い致します」と書かれていました。
TNC「ももち浜ストア」より
TNC「ももち浜ストア」より
この岸本さんの真摯な想いを知り、わたしは意気に感じました。それで、なんとか時間をやりくりして、今回の取材を受けることにさせていただいた次第です。
まず最初に、「宇宙葬の事業を始めようと思ったきっかけは?」という質問があり、わたしは以下のようにお答えしました。本計画については、米サンフランシスコに本社を置く「エリジウム・スペース社」との提携により実施することになりますが、同社と組むきっかけとなったのは、同社のCEOトーマス・シヴェ氏のインタビュー記事をWEB上で読ませていただいたのがきっかけでした。同氏は、元NASAの技術者で、なんとハッブル望遠鏡の開発者でもあります。その彼が、宇宙ベンチャーに関する情報サイトとして有名な「アストロプレナー」でインタビューに答えています。彼は、「宇宙葬が日本人の葬送の文化にどのような影響をもたらすと考えていますか?」との質問に対し、「実際、私が調査したところ、日本人の中に最も早く宇宙葬を考えた一人がいます。一条真也という作家で、1980年代にとても素晴らしい本(『ロマンティック・デス』)を書いています。 彼は日本の葬儀の未来に対してビジョンを抱いていました。死というものを地上から天へと解き放つ時期が来た、と。 死に対する価値観を変えていくという面で、私は彼に共感し『よしやろう!』と思いました」と答えています。
その後、わたしは同氏とお会いし、宇宙葬の事業を実行することを決めました。
TNC「ももち浜ストア」より
すると、今度は「佐久間社長が、今から26年前に、『ロマンティック・デス』を執筆した当時から現在に至るまでの宇宙に対する熱い思いをお聞かせください」とのことで、わたしは以下のようにお話しました。わたしたちの肉体とは星々のかけらの仮の宿であり、入ってきた物質は役目を終えていずれ外に出てゆく、いや、宇宙に還っていくのです。宇宙から来て宇宙に還るわたしたちは、いわば「宇宙の子」なのです。
わたしは「死は不幸ではない」ということを日頃から考えています。日本では、人が亡くなったときに「不幸があった」などと言いますね。わたしは、「これは絶対におかしい」と感じたのです。わたしたちは、みな、必ず死にます。死なない人間はいません。いわば、わたしたちは「死」を未来として生きているわけです。その未来が「不幸」であるということは、必ず敗北が待っている負け戦に出ていくようなものです。
TNC「ももち浜ストア」より
わたしたちの人生とは、最初から負け戦なのか。どんな素晴らしい生き方をしても、どんなに幸福感を感じながら生きても、最後には不幸になるのか。亡くなった人は「負け組み」で、生き残った人たちは「勝ち組」なのか。わたしは、そんな馬鹿な話はないと思いました。わたしは、「死」を「不幸」とは絶対に呼びたくありません。なぜなら、そう呼んだ瞬間、わたしは将来かならず不幸になるからです。死は決して不幸な出来事ではありません。愛する人が亡くなったことにも意味があり、あなたが残されたことにも意味があるのだと確信しています。そして、人が亡くなっても「不幸があった」と言わなくなるような葬儀の実現をめざしています。
そこで、わたしは天上の月に気づいたのです。ですので、わたしとしては、宇宙全体というよりも月に対して強い想いがあります。
TNC「ももち浜ストア」より
TNC「ももち浜ストア」より
続いて、わたしは「なぜ月なのか?」についてお話しました。
月は日本中どこからでも、また韓国や中国からでも、アメリカからでも見上げることができます。その月を死者の霊が帰る場所とすればいいのではないかと思ったからです。これは決して突拍子もない話でも無理な提案でもなく、古代より世界各地で月があの世に見立てられてきたという人類の普遍的な見方を、そのまま受け継ぐものです。世界中の古代人たちは、人間が自然の一部であり、かつ宇宙の一部であるという感覚とともに生きていました。そして、死後への幸福なロマンを持っていました。その象徴が月です。人類は、月を死後の魂のおもむくところと考えたからです。月は、魂の再生の中継点と考えられてきたのです。多くの民族の神話と儀礼のなかで、月は死、もしくは魂の再生と関わっています。規則的に満ち欠けを繰り返す月が、死と再生のシンボルとされたことはきわめて自然だと言えます。
TNC「ももち浜ストア」より
TNC「ももち浜ストア」より
月は、あらゆる宗教の発生と深い関わりがあります。
特に、仏教とは深い関わりがあります。ブッダは、満月の夜に最古の経典である「慈経」の教えを説きました。月の力を利用して意識をコントロールする「月の宗教」だと言えるでしょう。仏教のみならず、神道にしろ、キミャンマーをはじめとする東南アジアの仏教国では今でも満月の日に祭りや反省の儀式を行います。仏教とは、リスト教にしろ、イスラム教にしろ、あらゆる宗教の発生は月と深く関わっている。そのように、わたしは考え
ています。
TNC「ももち浜ストア」より
TNC「ももち浜ストア」より
宇宙から来て宇宙に還るわたしたちは、宇宙の子です。
そして、夜空にくっきりと浮かび上がる月は、あたかも輪廻転生の中継基地そのものと言えます。人間も動植物も、すべて星のかけらからできている。その意味で月は、生きとし生ける者すべてのもとは同じという「万類同根」のシンボルでもあります。かくして、わたしは、月に「万教同根」「万類同根」のシンボル・タワーとしての「月面聖塔」を建立し、レーザー(霊座)光線を使って、地球から故人の魂を月に送る「月への送魂」を思い立ち、実現をめざして、いろいろな場所でその構想を述べ、賛同者を募っています。
TNC「ももち浜ストア」より
TNC「ももち浜ストア」より
さらに、わたしは「ムーン・ハートピア・プロジェクト」について以下のように述べました。
月に人類共通の墓があれば、地球上でのさまざまなお墓の問題も解消できますし、世界中どこの夜空にも月は浮かびますから、それに向かって合掌すれば、あらゆる場所で死者の供養をすることができます。また、遺体や遺骨を地中に埋めること、つまり埋葬によって死後の世界にネガティブな「地下へのまなざし」を持ち、はからずも地獄を連想してしまった生者に、ポジティブな「天上へのまなざし」を与えることができます。そして、人々は月を霊界に見立てることによって、死者の霊魂が天上界に還ってゆくと自然に思い、理想的な死のイメージ・トレーニングを無理なく行うことになると思いました。
TNC「ももち浜ストア」より
最後に、「どのような方々に宇宙葬を利用してほしいですか?」との質問があり、わたしは以下のようにお答えしました。わが社では、「月あかりの会」という名称で、弊社で葬儀を行われた方を中心としたご遺族の会を運営しており、会員数は現在11000名を超えています。親睦を中心とした会ですが、会員の方々の中には大切な方を亡くされグリーフケアを必要とされる方もいらっしゃり、そのような方々には専門の担当者がその任に当たっています。現在は、この会の方々を中心にご案内を行なっています。
このようなインタビュー内容が、16日夕方に放送された「ももち浜ストア」で紹介されたのでした。このようなロマンティックな葬法に関心のある方は、ぜひ、わが社の「ムーンギャラリー」までお問い合わせ下さい。
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2017年3月17日 佐久間庸和拝
[会社だより]春季例大祭
この記事は、当ブログの1900本目の記事です。
世間では三連休のスタートだそうですが、今朝は気持ちの良い朝でした。
気温はずいぶん高くなり、春の訪れを感じます。わたしの体調は今ひとつですが・・・
今日は朝から松柏園ホテルの顕斎殿で春季例大祭を行いました。
春季例大祭のようす
一同礼!
わが社は儀式を重んじる「礼の社」を目指していますので、季節の神事をきちんと行うのであります。最初に祭主であるサンレーグループ の佐久間進会長が玉串奉奠しました。
柏手を打つ佐久間会長
拝礼する佐久間会長
わたしも柏手を打ちました
わたしも拝礼しました
続いて参列者を代表して、わたしも玉串奉奠しました。
社員とその家族の健康・幸福、わが社の発展を祈願しました。
この春季例大祭によって、いよいよ本格的に春になります。
朝粥会で挨拶する佐久間会長
神酒を拝戴しました
いただきます!
台湾旅行の思い出を語りました
美味しくお粥をいただきました
松柏園の朝粥
それから、参列者全員で朝粥会を開きました。
これは、春季例大祭の直会に当たります。
最初に、佐久間会長が挨拶しました。
続いて、戸上神社の是則神職による音頭で神酒を拝戴しました。
その後、全員で「いただきます」を唱和し、食事がスタートしました。
みんなで、松柏園の美味しいお粥を食べました。
この後は、新しい勉強会である「天道塾」が開催されます。
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2017年3月18日 佐久間庸和拝
[会社だより]天道塾
ブログ「春季例大祭」で紹介した神事の後は、恒例の佐久間塾および平成心学塾を統合してリニューアルした新しい勉強会である「天道塾」の第1回目が開催されました。
サンレーグループの第二創業期を拓くために創設された勉強会です。
第1回「天道塾」のようす
最初は、もちろん一同礼!
挨拶する佐久間会長
冒頭に、サンレーグループ の佐久間進会長が挨拶しました。
おかげさまで50周年を迎えることができたサンレーですが、創立時には「天動塾」という社内勉強会を開催していました。50周年の節目を機に創業時の志を思い起こして「天動塾」を再開したいという佐久間会長の強い願いがありましたが、よく考えると「天動」は「天を動かす」に通じて不遜です。そこで、このたびは「天動」ではなく、「天道」の文字を採用しました。
発表する玉中取締役
発表する祐徳取締役
それから、サンレー北九州の玉中取締役と祐徳取締役の2人が、それぞれ互助会営業と葬祭サービスの立場から「サンレーにとって必要なこと」をテーマに話をしました。いずれも単なるビジネスの問題にとどまらず、紫雲閣のコミュニティセンター化の具体策、無縁社会を残り越える地域交流イベントの推進、さらには各地の「まつり」への支援など、文化性と公共性を兼ね備えた秀逸なアイデアがたくさん飛び出しました。
わたしが講評を行いました
その後、わたしが登壇して、社長として講評を行いました。
わたしは最初に、創立50周年記念台湾旅行の3班が昨夜無事に帰国したことに触れ、「お疲れ様でした。これだけの大人数での旅行にもかかわらず、事故や怪我もなく本当に良かったです。わたしは1班と2班に参加しましたが、各地から集まってきたみなさんと顔を合わせて話をすることができて嬉しかったですし、社長としても非常に有意義でした。『サンレーはひとつ』と実感することができました。みなさん、お疲れ様でした」と述べました。それから、玉中取締役と祐徳取締役の発表に触れて「2つの発表は今後の冠婚葬祭互助会の進み方を示す有意義な内容でした」と述べ、具体的な提案についての感想を語りました。わたしは「互助会には巨大な修活クラブの側面がある」と考えていますので、そんな話もしました。
「天道塾」への想いを語りました
熱心に聴く人びと
それから、わたしは「天道塾」への想いを語りました。
「天道」とは何か。日本では、一般的にお天道様(おてんとさま)とも言うように、太陽神としても知られます。サンレーの社名の由来でもある太陽は、日本において神として祀られたのです。信仰心が伴わなくても、日本人は太陽を「お日様」と呼び、「お月様」と同様に自然崇拝の対象でした。天照大神は太陽の神格化であり、仏教の大日如来とも習合しました。
「天道思想」とは何か
熱心に聴く人びと
佐久間会長の出身地である千葉県では、「天道念仏」と称して、春2月・3月に祭壇を作り、踊り念仏で作物の豊作を祈るなど、農耕儀礼に展開しています。
「天道」には修験道も深く関わっています。祭壇には出羽三山を祀りましたが、中央に湯殿山を拝していたのは太陽崇拝であり、湯殿山は、胎蔵界大日如来を本地、天照大神を垂迹としました。さらに注目すべきは、いわゆる「天道思想」が戦国末期の仏教・神道・儒教の統一思想に発展したという説があることです。
最後は、もちろん一同礼!
「天道思想」といえば、二宮尊徳の名が思い浮かびます。
尊徳は、常に「人道」のみならず「天道」を意識し、大いなる「太陽の徳」を説きました。それは大慈大悲の万物を慈しむ心であり、この徳の実践が尊徳の「無利息貸付の法」なのです。天道思想は太陽の徳の如く、あらゆる人々、いや人をも超えた万物を慈しむ思想です。ぜひ、この「天道塾」で何事も「陽にとらえる」明るい世直しを推進したいものです。
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2017年3月19日 佐久間庸和拝
[私的なこと]さようなら、マスター!
たったいま、悲しい報せが入りました。わたしにとって大切な方が亡くなられたのです。
ブログ「小倉の止まり木」、ブログ「マスター、お疲れさま!」で紹介したスナック「レパード」のマスターだった西山富士雄さんが18日23時38分に息を引き取られました。
わたしたちの共通の知人である太田さんが教えて下さいました。
マスター、さようなら! そして、ありがとう!
じつは、わたしが東京に出張していた16日の夕方、太田さんから「マスター(西山さん)が入院しました」というメールが入りました。わたしは「小倉に帰ったらすぐお見舞いに行きます」と返信しました。すると、しばらくしてから「マスター、だいぶん顔色も良くなりました。少し安心しました。この際、しっかり検査や治療をしてもらうようです」とのメールが入り、わたしも安心しました。それで来週あたりお見舞いに行こうと思っていた矢先の訃報でした。
西山さんとは数え切れないほどの思い出があります。
レパードは2011年9月30日をもって閉店しましたが、わたしが東京から小倉に戻ってきた頃はよく通いました。わたしが人生で最も辛かった頃、励ましてくれました。疲れたときは癒してくれました。松柏園ホテルがディナーショーをやっていた頃は、いつも太田さんやお客さんと一緒にチケットを買って来てくれました。互助会キャンペーンのときは、嫌な顔ひとつせず、入会してくれました。本当にお世話になりました。レパードを閉めてからも何度かお会いしましたが、会うたびに痩せていくのが気になってはいました。
わたしが週刊誌の連載をスタートしたときは「天下の『サンデー毎日』に連載するなんて、たいしたものだ!」とわざわざ電話をくれました。それ以来、毎週コンビニで「サンデー毎日」を購入して読んでくれていたそうです。本当に、思い出は尽きません。本当に、お世話になりました。わが社の社員の多くも、お世話になったことと思います。悲しくて仕方ありませんが、マスターは「佐久間さんの『死は不幸ではない』という言葉が好きなのよ」といつも言ってくれていました。だから涙をこらえて、「マスター、さようなら! そして、ありがとう!」と言いたいです。
19日の18時から行われるお通夜には、必ず行きます。
西山富士雄さんの御冥福を心よりお祈りいたします。合掌。
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2017年3月19日 佐久間庸和拝
[行事と講演]旭日大綬章受章を祝う会
19日、「自見庄三郎君の旭日大綬章受章を祝う会」に参加しました。
会場はリーガロイヤルホテル小倉で、11時半からのスタートでした。会場前で自見御夫妻にお会いしたので、わたしは「本日は、おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べました。
天皇陛下より最高の栄誉を賜る
喜びの自見御夫妻
自見庄三郎先生は1945年の生まれの元政治家です。
また、医師、医学者、医学博士でもあります。ハーバード大学公衆衛生学部主任研究員、九州大学医学部講師、衆議院議員(7期)、参議院議員(1期)、郵政大臣(第63代)、内閣府特命担当大臣(金融担当)、郵政改革担当大臣(菅内閣、野田内閣)、国民新党代表(第3代)、国民新党参議院議員会長などを歴任されました。
自見大臣(当時)からのビデオ・メッセージ
まさに地元を代表する政治家であった自見先生ですが、自民党時代にはわたしが小倉支部の政調会長を務めたご縁もあります。小倉高校の大先輩でもあるご本人から直々にお願いされたのでした。また、ブログ「孔子文化賞受賞祝賀会」で紹介した小生の祝賀会では発起人をお願いいたしました。当時の自見先生は国務大臣(金融・郵政改革担当)の要職にありました。祝賀会では、緊急の金融対策会議のために出席できなかった自見大臣からのビデオ・メッセージが流されました。自見大臣は、『論語』の言葉をたくさん紹介しながら、わたしのことを「日本が誇る『論語』の専門家であり、孔子の精神を見事に経営と人生に反映している稀有な方」とのお言葉を寄せて下さいました。心より感謝しております。
ズラリと壇上に並んだ発起人一同
御礼の挨拶をされる自見先生
本当に、おめでとうございます!
カンパ〜イ!
「旭日大綬章受章を祝う会」はまことに盛大で、現職大臣、福岡県知事、北九州市長などをはじめとする発起人のみなさんが檀上に集った光景は壮観でした。自見先生の後継者である次女の英子(はなこ)先生が自ら司会を務められ、アットホームな雰囲気で会は進行していきました。来賓挨拶の後で、壇上に立った自見先生の御礼の挨拶は、ユーモアと感謝の念に溢れていました。また傍らで見守る奥様の姿が印象的でした。わたしは「自見先生、奥様、本当に良かったですね!」と心から思いました。
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2017年3月19日 佐久間庸和拝
[人生の四季]台北の孔子廟を訪れて
19日の夜、ブログ「さようなら、マスター!」で紹介した故西山富士雄さんの通夜に参列しました。心のこもったお通夜で、特に喪主の挨拶には深く感動しました。
さて、20日に「サンデー毎日」2017年4月2日号が発売されました。
表紙の人物は黒塗りですが、正体はジャニーズ事務所の亀梨和也です。
わたしは同誌にコラム「一条真也の人生の四季」を連載しています。
第73回目のタイトルは、「台北の孔子廟を訪れて」です。
「サンデー毎日」2017年4月2日号
先日、台湾を訪れました。わが社の創立50周年を記念した社員旅行です。
3班に分け、そのうち2回、わたしが社長として参加したのです。台北市を中心にさまざまな観光スポットを回りましたが、最も強く印象に残ったのが「孔子廟」でした。儒教の創始者である孔子を祀る霊廟ですが、本国である中国はもとより、韓国、日本、ベトナム、マレーシアの各地にも建立されています。
台湾にも複数の孔子廟が存在しているようですが、今回は台北市内にある孔子廟に参拝しました。わたしは、これまで日本各地の孔子廟を参拝していますが、このたびの台湾旅行でも、どうしても訪れたかったのが孔子廟でした。
台北市の孔子廟の建立は1879年。しかし、日本統治時代に病院へと変わり、1907年には取り壊されて学校となりました。その後、29年に再建され、大成殿が完成。翌年以降、門や明倫堂が建てられ、2008年の修復を経て現在の姿となっています。実際に訪れてみると、わたしが想像していた以上の威容に圧倒されました。
わたしは冠婚葬祭の会社を経営しています。日々、多くの結婚式や葬儀のお手伝いをさせていただいていますが、冠婚葬祭の基本となる思想は「礼」です。「礼」とは、「人間尊重」ということだと思います。わが社のミッションも「人間尊重」です。
また、わたしは大学の客員教授として多くの日本人や中国人留学生に「孔子」の思想を教えてきました。孔子や『論語』についての本も書いてきました。
それらの活動は、バラバラのようで、じつは全部つながっていると考えます。すべては「天下布礼」ということ。人間尊重思想を広く世に広めることが「天下布礼」です。そんな想いや行動が認められて、12年には第2回「孔子文化賞」を受賞する栄誉に浴しました。50周年というわが社にとっての節目に、孔子が説いた「礼」の精神をしっかりと守っていくことを台北の孔子廟で誓ったことは言うまでもありません。
「サンデー毎日」2017年4月2日号
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2017年4月2日 佐久間庸和拝
[私的なこと]「春分の日」のお見送り
20日は「春分の日」でしたが、わたしは12時から小倉紫雲閣で行われた故西山富士雄さんの告別式に参列しました。ブログ「さようなら、マスター!」で紹介したように、小倉・紺屋町のスナック「レパード」のマスターだった西山さんが18日夜に亡くなられました。
わたしは、19日の通夜に続いて、20日の告別式に参列しました。
「月の広場」から故人をお見送りしました
喪主の太田ゆう子さんの挨拶は故人への想いと感謝に満ちていました。詩人でもある太田さんの言葉には、かけがえのない人を喪った者の悲しみが切々と表現されていました。
葬儀の最後には、故人が大好きだった曲である美空ひばりの「愛燦々」がバイオリンで演奏されました。そして「月の広場」から出棺、「禮鐘の儀」で「感謝」「祈り」「癒し」の鐘が3回鳴らされ、霊柩車は火葬場へと出発していきました。その後も、わたしの頭の中にはずっと「愛燦々」の調べが流れていました。バイオリン演奏ですから、会場では歌詞は流れませんでしたが、小椋佳の詞が心に沁みました。人は「哀しいもの」であり、「かよわいもの」であり、「かわいいもの」である。人生って「不思議なもの」であり、「嬉しいもの」である・・・・・・。
改めて、わたしは「愛燦々」の素晴らしさを痛感しました。
わたしが通夜と告別式の両方に出たのは、じつに久しぶりです。
それぐらい故人は、わたしにとって大切な人だったのです。レパードは2011年9月30日をもって閉店しましたが、わたしが東京から小倉に戻ってきた頃、初めて訪れた店でした。人生で最も辛かった時期に心を休めに通った、まさに「止まり木」でした。
わたしがレパードに送り続けた絵葉書の束
当時、わたしは各地に出張するたびに、レパードに絵葉書を送っていました。
レパードに通い始めた頃、マスターに出張先のパリから絵葉書を出したところ、とても喜んでくれました。それがわたしも嬉しくて、ついつい調子に乗って全国各地から、また海外からも出していたら、気づくと数百枚になっていました。マスターは、それらを輪ゴムでくくって、お店の棚のキープボトルの間に飾ってくれました。それは閉店時まで続きました。
レパードは、わたしにとって本当に大切な場所だったのです。
ありし日のマスター
マスターは教養も豊かで、映画や文学などにも詳しかったです。
大変な読書家で、古今東西の文学作品を読んでいました。わたしの著書もよく読んでくれましたが、いつも「佐久間さんの『死は不幸ではない』という言葉が好きなんよ」「もっと本をたくさん書いて、『死は不幸ではない』という考え方を広めてよ」と言ってくれました。レパードで、ウィスキーの水割りを飲みながら、よく死生観についてマスターと語り合ったものです。
なつかしい「レパード」の看板
わたしは、物心ついたときから、人間の「幸福」というものに強い関心がありました。学生のときには、いわゆる幸福論のたぐいを読みあさりました。そして、こう考えました。
政治、経済、法律、道徳、哲学、芸術、宗教、教育、医学、自然科学...人類が生み、育んできた営みはたくさんある。では、そういった偉大な営みが何のために生まれ、発展してきたのかというと、その目的は「人間を幸福にするため」という一点に集約される。さらには、その人間の幸福について考えて、考えて、考え抜いた結果、その根底には「死」というものが厳然として在ることを知りました。
「レパード」閉店の日、マスターとカラオケを歌いました
そこで、どうしても気になったことがありました。それは日本では、人が亡くなったときに「不幸」と人々が言うことでした。人間の致死率は100%です。死なない人間はいません。いわば、わたしたちは「死」を未来として生きているわけです。その未来が「不幸」であるということは、人間は必ず敗北が待っている負け戦に出ていくようなものです。
本当に思い出は尽きません
わたしたちの人生とは、最初から負け戦なのでしょうか。どんな素晴らしい生き方をしても、どんなに幸福感を感じながら生きても、最後には不幸になるのでしょうか。亡くなった人は「負け組」で、生き残った人たちは「勝ち組」なのでしょうか。そんな馬鹿な話はありません!
わたしは、「死」を「不幸」とは絶対に呼びたくありません。なぜなら、そう呼んだ瞬間、わたしは将来かならず不幸になるからです。ですから、人が亡くなって「不幸があった」と言っている間は、日本人は絶対に幸福になれません。そんな話を生前のマスターとよくしたものです。
マスター、お疲れ様でした!
死は決して不幸な出来事ではありません。死ぬとは人生を卒業することであり、葬儀とは人生の卒業式です。ですから、人が亡くなったときに「不幸」と呼ばないことが大切だと、わたしは思います。だから、マスターが亡くなったことは悲しくて仕方がありませんが、わたしは「不幸」とは呼びません。マスターは、人生を卒業していかれたのだと思います。
「春分の日」に大切な人を見送りました
マスターは週刊誌が大好きでした。特に「サンデー毎日」の愛読者で、昔はいつもコンビニで立読みをしていました。わたしが同誌で連載をスタートしたときは「天下の『サンデー毎日』に連載するなんて、たいしたものだ!」とわざわざ電話をくれました。それ以来、毎週コンビニで「サンデー毎日」を立ち読みではなく、購入して読んでくれていたそうです。わたしは、マスターが大好きだった「サンデー毎日」にぜひ、マスターのことを書きたいと思います。
きっと、あの世のコンビニで買って読んでくれることでしょう。いや、あの世にはコンビニがないかもしれないかもしれません。わたしが掲載誌を仏前に供えましょう。
親愛なるマスター、西山富士雄さんの御冥福を心よりお祈りいたします。合掌。
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2017年3月20日 佐久間庸和拝
[こころの一冊]『女性のための般若心経』
連載100回達成記念に、過去の「ハートフル・ブックス」をご紹介しています。
第48回目は、「サンデー新聞」2012年2月4日号に掲載されました。
わたしは、『女性のための般若心経』家田荘子著(サンマーク出版)を紹介しました。
「サンデー新聞」2012年2月4日号
著者は、映画化もされた『極道の妻たち』(青志社)などで知られる作家ですが、高野山真言宗僧侶でもあります。1999年に高野山真言宗最福寺で得度し、2007年に高野山大学で伝法灌頂を受け僧侶となりました。本書は、そんな仏門に入った著者が、女性のために『般若心経』の知恵を説く本です。
著者は子どもの頃、いじめられていました。大人になって作家になったときは、同業者の妬みを買い、マスコミからもひどいバッシングに遭ったそうです。恋人に捨てられて、号泣したこともありますし、辛い離婚も経験しました。これまでに何度も「死にたい」と思った著者は、人生の「悲しみ」を知り尽くしているように思います。だからこそ、エイズ患者、売春少女、そして極道の妻たちの「悲しみ」に触れることができたのかもしれません。
「慈悲」とは「慈しみ」と「悲しみ」のこと。本当の「悲しみ」を知っている著者だからこそ、「慈悲」というものを体で感じることができるのでしょう。
そんな著者が、さまざまな悩みを抱えた女性読者にアドバイスをします。その言葉は、「悲しみ」を知り尽くした者だけあって説得力に富んでいます。
著者は、これまでに歩きで六巡、車で二巡、四国霊場の遍路修行をしたそうです。遍路は、いつも金剛杖とともにありました。金剛杖は著者にとって弘法大師そのものであり、遍路のあいだ、いつも同行二人だったのです。
さらに、著者は『般若心経』もまさに心の同行二人ではないかと考えています。そして、「私たちは、生を受けて以来、楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、辛いことなどに出逢っています。壁にぶつかったり、行く道が判らず立ち止まってしまったりと、心が何かを必要としているとき、般若心経は、たったの262字でもって、生きていくための知恵を与えてくださるのです」と述べます。
本書の「あとがき」の最後は次のような言葉で閉じられています。
「私は歩き遍路をしながら、四国の皆さんにたびたび、思いやりの大切さを教えられています。人に優しくし、優しくされて、お互いに思いやって、皆で一緒に彼岸へ行きましょう」
本書は、悩める女性のための具体的なアドバイスに満ちています。
その一方で、本書は男性が読んでも心が軽くなる好著でもあります。
わたし自身も本書を読んだ後、スッキリして、軽やかな気分になれました。
いま、わたしは『般若心経 自由訳』の作業に取り組んでいます。

- 作者: 家田荘子
- 出版社/メーカー: サンマーク出版
- 発売日: 2011/10/28
- メディア: 単行本
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2017年3月21日 佐久間庸和拝
[お知らせ]桜の膳
「春分の日」も過ぎ、東京では桜が咲き始めたそうです。
スーパーリニューアルが着々と進行する松柏園ホテルからのお知らせです。
4月3日(月)、「雛の膳」を開催いたします。
◇松柏園ホテル
四季を味わう日本料理の会「桜の膳」
日 時:2017年4月3日(月)
受 付:18:00
開 演:18:30
会 場:松柏園ホテル グランフローラ
金 額:お一人様 10,000円(税サ込) 【予約制】
※和食会席料理・フリードリンク
四季折々の旬の素材と対話しながら、
素直にその旨味を表現すること。
厳選された素材と器、繊細な盛り付けに、
まさに美食を感じさせる日本料理の数々。
日本中の美食家達を魅了してきた、
宮脇利夫のライフワーク
「四季を味わう日本料理の会」
◎花柳三五郎
10歳より日本舞踊を習い始める。
14歳の折り、女優の赤木春恵さんの夫である小田氏(片岡千恵蔵の番頭)にスカウトされ、高校卒業と同時に東映に入社。映画に出演する。3年後、結婚のため引退。以降、義父の初代・花柳三五郎氏に師事。普通部(名取)3年後、専門部(師範)免許を取得。花柳寿三鈴と名乗り後輩の指導育成に努める。平成19年5月「追善舞踊公演 初代・花柳三五郎をしのぶ会」開催。「二代目・花柳三五郎」を襲名する。
わたしたちがご案内いたします!
≪ご予約・お問合せ≫
松柏園ホテル
住 所:北九州市小倉北区上冨野4−1−25
TEL:093−511−2228
ホームページはこちら
http://www.shohakuen.com
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2017年3月22日 佐久間庸和拝
[業界だより]商工会議所総会
ブログ「北九州商工会議所の常議員に就任しました」に書いたように、わたしは昨年11月1日に北九州商工会議所の常議員に就任いたしました。サンレーグループ会長が23年4ヵ月にわたって同会議所の常議員を務めてきましたが、第20期をもって退任、常任相談役となりました。佐久間会長に代わって、わたしが常議員に就任したのです。
商工会議所の議員総会が開かれました
永年継続企業・議員表彰式
120年継続の表彰を受ける湖月堂さん
22日の16時から「リーガロイヤル小倉」で議員総会、17時から永年継続企業・議員表彰式が行われました。わたしは初めて参加したのですが、「100年以上継続企業表彰」というのがあり、わたしが親しくさせていただいている企業の名前もあがりました。
まず、120年継続で湖月堂さん、110年継続で野中産業さん、100年継続で千草さん、三島光産 さんなどが表彰されました。わが社は50周年を迎えて喜んでいたところですが、これらの永年継続の名門企業に比べれば、「ハナタレ小僧」のようなものだと思い知りました。
永年継続企業・議員表彰パーティーのようす
美しき司会者
カンパ〜イ!
わたしも参加しました
また、18時からは「永年継続企業・議員表彰パーティー」が行われ、北九州市の北橋市長をはじめ、多くの方々がお祝いのメッセージを述べられました。
パーティーで司会を務めた女性は、サンレーグループの(株)ハートピアに所属する名司会者でした。わたしは表彰企業の社長さんたちに「おめでとうございます」と言って回りました。また、リーガロイヤル小倉の廊下で同級生である(株)トップ・ホケンサービスの野嶋社長にバッタリ会いました。それで、その後は野嶋社長と一緒に飲みに行きました。
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2017年3月23日 佐久間庸和拝
[お知らせ]沖縄へ!
23日の朝、改装中の福岡空港に向かいました。
JTA57便にて沖縄の那覇空港へ・・・・・・。機中で、わたしはブログ『人生の修め方』で紹介した、今朝見本が届いたばかりの最新刊を読み返しました。
『人生の修め方』(日本経済新聞出版社)
自分が書いた本ですが、『人生の修め方』は面白く、一心不乱に読み耽りました。
改めて、わたしがこれまでの執筆活動および言論活動の集大成であると感じました。
『儀式論』(弘文堂)とは違った意味でのわが代表作であると思います。
飛行機の窓から見えた雲海
機内の窓からは、見事な雲海が見えました。
ブログ『もうひとつの「空海の風景」』、ブログ『「般若心経」の真実』でも書いたように、わたしは現在、『般若心経 自由訳』の仕事に取り組んでおり、「空」の思想について考え続けています。わたしはかつて、『超訳 空海の言葉』(KKベストセラーズ)を監修しましたが、空海の「空」の解釈こそ正しいと思っています。日本人で最も「般若心経」のメッセージを理解した人物こそ空海ではないでしょうか。海面の波が「色」であり、海中の海水が「空」であるという比喩も素晴らしいと思います。わたしはずっと「空海」という法名を「SKY&SEA」の意味だったと思っていたのですが、じつはそうではなく、「空(くう)=海」という意味だったのかもしれないと思うようになりました。

- 作者: 篠原令
- 出版社/メーカー: 阿部出版
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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昨年の12月15日、わたしは羽田から那覇へ向かう飛行機の中で、『「般若心経」の真実』を読んでいました。「空」について考えを巡らせながら、ふと窓の外を見ると、そこにはまさに海のような雲海が広がっていました。わたしは「そうだ、空とは海で、色とは波のことなのだ!」という直観を得ました。そして、「空海」という法名を持った日本宗教史上最大の巨人の天才性を改めて痛感しました。今日、再び沖縄に向かう飛行機の中でも見事な雲海を見ることができ、「空」についての考えを深めた次第です。
めんそーれ!
那覇空港では、サンレー沖縄の黒木事業部長が出迎えてくれました。
明日は早朝から、「名護市グラウンド・ゴルフ大会」に参加します。今回で69回目を迎える沖縄最大のグラウンド・ゴルフ大会ですが、わが社は協賛をさせていただいています。そのご縁で、明日の開会式ではサンレー社長として挨拶をさせていただきます。大会終了後は、いくつかの土地を視察する予定です。朝が早いので、今夜は夜更かしをしないようにしなければ!
また、沖縄にやってきました!
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2017年3月23日 佐久間庸和拝
[会社だより]沖縄グラウンド・ゴルフ大会
沖縄に来ています。今朝早く、那覇のホテルで目を覚ましました。
軽く朝食を済ませると、7時半にホテルを出発。迎えの車に乗って、名護市陸上競技場へ向かいました。ここで行われる「名護市グラウンド・ゴルフ大会」に参加するのです。今回で69回目を迎える沖縄最大級の大会ですが、わが社は協賛をさせていただいています。
名護市陸上競技場の入口で
サンレー沖縄のみなさんと
打ち合わせするスタッフ
グラウンド・ゴルフ(Ground Golf)とは、高齢者向けに考案されたスポーツで、日本で誕生しました。 プレイ時間は、標準的なコースで8ホール30分強、グラウンド・ゴルフ交流大会では、39チーム270人で16ホール回るのに、4時間と記録されています。
選手たちの雄姿
エイエイオー!!
わたしも参加したかった!
名護市陸上競技場には、300人を超える方々が集まりました。
那覇から名護に向かう途中、雨が降り出しました。
それで心配していたのですが、わたしが競技場に到着すると同時に、雨はぴたりと止んで、青空が見えました。こう見えても、わたしは晴れ男なのです。
開会式がはじまる・・・
開会式のようす
サンレー社長として挨拶しました
9時半からの開会式では、わたしがサンレー社長として挨拶をさせていただきました。わたしは、以下のように述べました。
「おはようございます。ただいま紹介を頂きましたサンレーの佐久間でございます。本日は大変お忙しい中、名護市グラウンドゴルフ大会にこのように多数の方に参加頂き誠にありがとうございます。また、この伝統ある大会にわたしどもサンレーが協賛させていただき、誠にありがとうございます」
感謝の言葉を述べました
続けて、わたしは以下のように挨拶をしました。
「本日、このように盛大に開催の運びとなりましたのも、名護市グラウンドゴルフ協会様の皆様、今日お越しの皆様のおかげであります。心より感謝申し上げます。
さて、わたしども株式会社サンレーは、冠婚ではマリエールオークパイン、アフロディーテ、葬祭では紫雲閣と日頃から冠婚葬祭を通じて、みなさまには大変お世話になっております。おかげさまでサンレーグループは創立50周年を迎えることができました。これもひとえに地域の皆様方のご支援のおかげと心から感謝いたしております」
日頃の練習の成果を発揮されて下さい!
それから、わたしは以下のように述べました。
「『健康づくり』『生きがいづくり』『仲間づくり』をサポートし生涯スポーツとしてのグラウンドゴルフが普及・発展することを願うとともに、少しでもこのようなイベントを通じて更に結びつきを深め、地域の皆様方に貢献できればと考えております。また、今回はサンレーとして1チーム参加させていだいております。足でまといにならないよう頑張ります!(笑) どうか、皆様におかれましては、日頃の練習の成果をいかんなく発揮され、楽しく素晴らしい大会になることを祈念し、挨拶とかえさせていただきます」
わたしがそう言うと、盛大な拍手が起こりました。
100歳のプレイヤーを表彰
おめでとうございます!
なごやかな開会式でした
驚いたのは、出場選手の中に100歳の方もおられたことです。開会式の中で「100歳表彰」というのがあり、グラウンド・ゴルフ協会の会長さんから表彰状や記念品が贈られました。表彰された方は「みなさん、わたしを見習って身体に気をつけて元気で長生きして下さい」と挨拶をされていました。それを聴いて、参加者全員が拍手をし、とてもなごやかな開会式でした。
プレー開始!
プレーのようす
あと、驚いたのは優秀チーム、準優勝チームの賞品(ご褒美)です。
なんと、優勝チームは男子トイレの掃除、準優勝チームは女子トイレの掃除を「ご褒美」として行うそうです。これにはビックリ! そして、本当に素晴らしい!
その後、名護市陸上競技場では熱戦が繰り広げられたことは言うまでもありません。
お昼は、有名な「守礼そば」で、ソーキそばを食べました。
わたしは、ブログ「王者の牛肉麺」で紹介した台北で食べた牛肉麺を思い出しました。
お昼ごはんは、ソーキそばでした
それでは、いただきます!
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2017年3月24日 佐久間庸和拝
[私的なこと]フォトグラファーと
沖縄に来ています。24日、ブログ「沖縄グラウンド・ゴルフ大会」で紹介したイベントに立ち会った後は、いくつかの不動産物件を視察しました。
夕方からは、ANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービューのコーヒーラウンジにおいて、「フォトグラファー」 こと写真家の安田淳夫さんと打ち合わせをしました。
安田さんと『般若心経』について語り合う

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安田さんとは、以前、フォトブック『また会えるから』(現代書林)に素晴らしい写真を提供して下さいました。このたび、新たに『般若心経 自由訳』(現代書林)に写真を提供していただくべく、コンセプトなどについて説明をさせていただきました。ブログ「沖縄へ!」に書いたような、『般若心経』における「空」の思想についても詳しくお話ししました。
安田さんに『人生の修め方』をプレゼント

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安田さんは、写真のみならず、絵画や陶芸などでも全国的な賞を受賞されている沖縄を代表する総合芸術家です。その独特の宇宙観に裏付けされた数々のアートは観る者の魂を揺さぶる力を持っています。また、安田さんは大変な読書家で、わたしの本もよく読んで下さっています。この日は、ブログ『人生の修め方』で紹介した最新刊の見本をお渡ししました。すると、安田さんは非常に喜ばれ、『人生の修め方』を手に取りながら、「これからは『終活』ではなく『修活』の時代ですね」と言って下さいました。
「北国の春」を歌う安田さん
わたしは「星影のワルツ」を歌いました♪
打ち合わせの後は、那覇の大衆食堂で夕食をともにし、泡盛を飲みました。
それから、恒例のカラオケ勝負となりました。安田さんはまず、千昌夫の「北国の春」を歌いました。わたしは、千昌夫つながりで「星影のワルツ」を熱唱。癒し系の安田さんの歌を聴くと、本当に心が安らぎます。
「雨に咲く花」を歌う安田さん
わたしは「愛燦々」を歌いました♪
続いて、安田さんは井上ひろしの「雨に咲く花」を哀愁たっぷりに歌いました。
わたしは、ブログ「『春分の日』のお見送り」で紹介したスナック「レパード」のマスターだった故西山富士雄さんが好きだった美空ひばりの「愛燦々」を歌いました。歌いながら、マスターの生前の姿を想いうかべました。25日の朝、北九州に戻ります。
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2017年3月25日 佐久間庸和拝